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掲載日:2017/09/05

働くモチベーションアップにつながるものトップは「給与」と「仕事の達成感」。女性は“プライベートとのバランス”も大切~『働きがいに関するアンケート』:日経BP

日経BP社(本社:東京、社長:新実 傑)が持つ専門性と発信力を生かしたコンサルティングを行う、日経BP総研(所長:望月洋介)は、ビジネスパーソン873人を対象、“働きがい”について尋ねるアンケート調査を実施しました。昨今は、労働生産性の向上を目指し、働き方改革への取り組みが活発化しています。重要なのは単なる労働時間の短縮ではなく、従業員・職員が張り合いを持って働き、生産性が高まった結果として、労働時間が短くなることです。そこで本調査では、仕事へのモチベーションが上がる条件や、回答者の現在の心境を調べました。

 

調査の結果、張り合いや喜びに直結しないものの働く上で重視するものとしては「勤務地」(61.1%)、「勤め先の安定性」(59.6%)が約6割でトップに並びました。男女間での違いをみると、女性は“時間”や“育児・介護支援”、男性は“人事評価制度”をより重視する傾向にあるようです。

さらに、働くモチベーションアップにつながるものを尋ねたところ、トップに並んだのは「給与が上がる」と「仕事から達成感を得られる」(いずれも34%)。給与と達成感の両方を求めるビジネスパーソンの実態が明らかになりました。一方、男女間では「自分のやりたい仕事ができる」(男性:38.7%、女性:28.2%)、「プライベートも充実させながら働ける」(男性:20.5%、女性:32.0%)に差がみられ、性別によって異なる重視項目もあるようです。また、金融業とIT関連企業に勤めるビジネスパーソンの「給与が上がる」が回答者全体を10ポイント以上上回り、業種による違いがあることも明らかになりました。

同じ業界、同じ組織で働いていても、働く上で大切にしていることは人によって様々です。その実態を理解して、一人ひとりのモチベーションが上がる仕組み・体制づくりが、これからの組織成長のために、ますます、求められていきます。

※本調査を引用する場合には必ず、『日経BP総研調べ』とご記載ください。

 

■調査結果ダイジェスト■

(1)張り合いや喜びに直結しないものの働く上で重視する項目のトップ2は「勤務地」「勤め先の安定性」(いずれも6割)。男性と比べて、女性は“時間”や“育児支援”や“休暇”を重視。

(2)働くモチベーションアップにつながるものトップは「給与」と「仕事の達成感」(いずれも34.0%)。女性は“プライベートとのバランス”も大切に。

(3)今の仕事・勤務先で実感できていないものは「給与が上がる」が突出(47.4%)。男女間の差が大きいのは「役職が上がる、昇進する」で、女性は実感できていない。

(4)勤務先に対する満足度が高い人は、今の仕事において「プロジェクト開始から終了までの全プロセスに関わる」「アウトプットに対する評価・成果のフィードバックを受けている」「仕事量が自分の能力に合っている」と感じている。

 

■調査概要■
調査名:働きがいに関するアンケート
調査対象:日経BPメディア読者であるビジネスパーソン
調査実施期間:2017年6月15日(木)~6月26日(月)
調査手法:Webアンケート
回答者数:873人(男性:341人/平均年齢48.5歳、女性:532人/平均年齢 39.2歳)
調査主体:日経BP総研

 

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

(株式会社 日経BP http://corporate.nikkeibp.co.jp//9月4日発表・同社プレスリリースより転載)