ニュース
社会 教育・オピニオン
掲載日:2015/05/08

東京商工会議所、報告書『長寿企業の訓え ~長寿企業における
変革・革新(イノベーション)活動~ 』を発刊しました

東京商工会議所(三村明夫会頭)では、このたび標記報告書「長寿企業の訓え~長寿企業における変革・革新(イノベーション)活動~」を発刊した。

本報告書は、都内23区で営業している概ね創業100年以上の長寿企業(個人事業主を含む)が、様々な環境変化に対し、どのような変革・革新(イノベーション)活動に取り組んできたのかを中心に、アンケート調査およびヒアリング調査を行い、その結果をとりまとめたもの。

 

■報告書『長寿企業の訓え』の概要
本報告書は、6章構成で、第1章は、事業の背景、第2章は、我が国長寿企業の特徴、第3章は、東京の長寿企業の特徴及び都内各区の長寿企業リストや地域概況等をとりまとめた。

第4章では、アンケート調査結果を中心に、長寿企業の変革の取り組みをとりまとめた。調査によると回答企業の6割超は変革に積極的であり、また7割を超す企業が、今日まで存続してこられたのは、『これまでの伝統を活かしつつ、改善・改良に取り組んできたから』と回答している。そして、変えずに守り抜いていることは「信用第一・コンプライアンス重視」、変えたことは「組織編制(部門設置や再編、統廃合)」であった。

 

一方で、当代経営者は、今後の経営にあたり重視していくこととして、「従業員の育成」「従業員の健康管理」をあげている。 また長寿企業の変革の取り組みについては、「伝統重視型」「変革活動定着型」「変革活動移行型」「変革活動継続型」の4つに分類した。

 

こうした結果をもとに、第5章では具体的な変革・革新(イノベーション)活動について、企業ヒアリングを通じてとりまとめた。さらに、第6章では、長寿企業が集積している都心4区(千代田、中央、港、台東)の長寿企業経営者による「変革力」をテーマとしたシンポジウムの模様をとりまとめた。

 

<調査の概要>
【調査期間】
平成26年8月6日~9月5日
【調査方法】郵送による調査票送付、FAXによる回答
【調査対象】概ね創業100年を経過した事業所3,096件
【回 答 数】420件(回収率:13.6%)
※調査回答企業のうち、特徴的な取り組みを行う10社にヒアリング調査を実施した。

 

『長寿企業の訓え~長寿企業における変革・革新(イノベーション)活動~』
調査結果概要について(PDF)
報告書「長寿企業の訓え」《全文》(PDF)

 

【本件担当・問い合わせ先】
東京商工会議所
サービス・交流部
担当 安嶌(あじま)・反田
TEL 03-3283-7574
FAX 03-3211-8278

 

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

(東京商工会議所 http://www.tokyo-cci.or.jp/ /4月23日発表・同社プレスリリースより転載)