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掲載日:2011/06/14

ソフトバンク・ヒューマンキャピタル ~採用担当者の意識調査(2011年)~

採用活動 1年前と比べて『積極的』25.3%

1人あたりの採用予算 3年連続増加
平均72万5千600円

採用活動に利用 「Twitter」7.3% 「Facebook」6.5%

東日本大震災、採用への影響はあった?
「採用予算」「採用予定人数」は「変わらない」 8割程度

 
ソフトバンク・ヒューマンキャピタル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO 木崎 秀夫)が運営する、転職サイト『イーキャリア』は2011年6月3日~6月6日の4日間、採用活動に関わっている人(正社員)に対し、採用に関する調査を行い、計400名の有効回答を得ました。


【 アンケート総括 】

◆ 採用活動 1年前と比べて『積極的』25.3%
企業の採用担当者400名に対し、採用活動の意向を1年前と比較した場合、どのように変化したかを聞いたところ、『積極的である』は25.3%(「非常に積極的である」12.5%と「積極的である」12.8%の合計)、『消極的である』は29.5%(「非常に消極的である」14.0%と「消極的である」15.5%の合計)、「変わらない」は45.3%となりました。

次に、人員の過不足について聞いたところ、全体の傾向としては、『不足している』(「不足している」と「やや不足している」の合計)は32.5%、『過剰である』(「過剰である」と「やや過剰である」の合計)は10.0%となっています。前回調査(2010年)と比較すると、『不足している』は3.1ポイント低く、『過剰である』は3.1ポイント高くなっています。

ポジション別で『不足している』の回答を見ると、「第二新卒クラス」で34.0%、「一般クラス」で32.5%、「マネージャークラス」で37.3%、「エグゼクティブクラス」で26.3%となりました。

採用意向別にみると、『積極的である』と回答した採用担当者では、「第二新卒クラス」、「一般クラス」で『不足している』と回答した割合がそれぞれ54.5%、55.4%と半数を超え、特に「一般クラス」は前回調査の48.2%よりも7.2ポイント高くなりました。


◆ 採用予定人数 平均9.7人 昨年よりも1.8人増
◆ 1人あたりの採用予算 3年連続増加 平均72万5千600円

今年の採用人数を把握しており、1人以上採用する予定がある採用担当者205名に
採用予定人数を聞いたところ、平均は9.7人となりました。前回調査では平均7.9人となっており、今年は1.8人ほど多くなっています。

次に、同回答者に対し、1人あたりの採用予算額を聞いたところ、平均は72万5千600円となり、前々回調査(2009年)の47万5千円、前回調査の64万9千700円よりも高くなり、3年連続で増加しています。


◆ 採用活動に利用 「Twitter」7.3% 「Facebook」6.5%
◆ 採用活動に積極的な採用担当者はTwitterやFacebook導入に前向き

全回答者400名に、採用活動にTwitterやFacebookを利用しているかを聞きました。まず、Twitterでは「現在、利用している」は7.3%と、前回調査の2.8%よりも4.5ポイント高くなりました。また、「現在、利用する方向で検討中である」6.0%、「現在は利用していないが、利用したいと思っている」17.0%となり、採用活動におけるTwitterの利用意向は23.0%と、前回調査の18.3%よりも4.7ポイント高くなっています。

Facebookでは「現在、利用している」は6.5%、「現在、利用する方向で検討中である」6.3%、「現在は利用していないが、利用したいと思っている」18.5%となり、利用意向は24.8%となりました。採用活動が『積極的である』と回答した採用担当者では、“利用意向”の中でも前向きな「現在、利用する方向で検討中である」との回答がTwitter、Facebookともに11.9%となり、他の採用担当者よりも積極的にTwitterやFacebookを採用活動に取り入れようとしている様子がうかがえました。


◆  東日本大震災、採用への影響はあった?
    「採用予算」「採用予定人数」は「変わらない」 8割程度
◆ “東北募集枠”「現在、設けている」5.5% 「設ける方向で検討中」6.0%

全回答者400名に、2011年3月11日に起きた東日本大震災以降、「採用予算」「採用予定人数」に変化はあったか聞いたところ、「採用予算」では『増えた』(「増えた」と「やや増えた」の合計)は4.8%、『減った』(「減った」と「やや減った」の合計)は13.8%、「変わらない」は81.5%となりました。「採用予定人数」では『増えた』7.0%、『減った』15.0%、「変わらない」78.0%となっています。採用担当者が勤める会社の所在地を、東日本エリア(北海道~三重県)、西日本エリア(滋賀県~沖縄県)で分けてみると、「採用予算」「採用予定人数」ともに、東日本エリアのほうが『減った』との割合が16.8%、17.9%と高くなっていますが、「変わらない」との回答もそれぞれ78.5%、75.2%と7割半を超えています。

また、東日本大震災後、会社として東北募集枠を設けたか聞いたところ、「現在、設けている」は5.5%となりました。「現在、設ける方向で検討中である」は6.0%、「現在は設けていないが、設けたいと思っている」は16.3%、「現在設けていないし、設けるつもりはない」72.3%となっています。

採用活動が『積極的である』と回答した採用担当者では、「現在、設けている」は13.9%と1割を超えました。「現在、設ける方向で検討中である」は12.9%、「現在は設けていないが、設けたいと思っている」は25.7%となり、“東北募集枠”に対しても前向きであることがわかりました。


◆ 本リリースの詳細はこちらをご覧ください。


ソフトバンク・ヒューマンキャピタル株式会社 http://www.softbankhc.co.jp/ /6月14日発表・同社プレスリリースより転載