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掲載日:2015/10/07

帝国データバンク、『TDB景気動向調査 -2015年9月調査結果-』
二極化進む国内景気、2カ月連続後退 ~天候不順が追い打ち~

帝国データバンクでは「TDB景気動向調査」のプレスリリースを行いました。

 

調査結果のポイント

1)9月の景気DIは前月比0.5ポイント減の44.6となり、2カ月連続で悪化した。国内の設備投資が軟調に推移したなか、集中豪雨などの天候不順や公共工事の減少は地域経済を下押しする要因となっている。国内景気は、生産活動に弱含みがみられており、二極化が進んでいる。今後は、年明け以降に徐々に上向いていくとみられる。

2)業界別では『製造』『卸売』『サービス』『金融』など5業界が悪化した。自動車や電気機械向けの工作機械や産業機械など機械関連の生産低迷が関連業種へと波及している。また、集中豪雨は生鮮食品の価格高騰のほか、公共工事の進捗の遅れをもたらす要因ともなった。

3)地域別では、『北関東』や『近畿』、『四国』など7地域が悪化、『中国』と『九州』の2地域が改善、『北海道』が横ばいとなった。特に『北関東』では、資材調達やレジャー関連などで豪雨被害の影響が大きく出たほか、中国経済の減速が域内製造業の輸出や受注減少につながった。

(調査対象 2万 3,257社、有効回答 1万 752社、回答率 46.2%、調査開始 2002年 5月)

 

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◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

(株式会社帝国データバンク http://www.tdb.co.jp/ /10月5日発表・同社発表より転載)