日本労働組合総連合会（連合）は、2015春季生活闘争の第6回回答集計を7月1日（水）10時締切で実施いたしましたので、ここにご報告いたします。

2015春季生活闘争最終集計
賃上げ・一時金ともに昨年を上回る

【結果の概要】
○2015春季生活闘争は、昨年の賃上げの流れを継続し、すそ野を広げることで「底上げ・底支え」「格差是正」をはかり、「デフレからの脱却」「経済の好循環確立」をめざして取り組みを行ってきた。いまだ交渉を行っている組合も残っているが、組合数ベースで8割超が解決に至っており、今回の集計をもって2015春季生活闘争の最終集計とする。

○平均賃金方式では5,469組合が回答を引き出した。回答（組合員数加重平均）は額で6,354円、率で2.20％となっている。うち、組合員数300人未満の中小組合の回答は、額で4,547円、率で1.88％と、全体および中小組合ともに昨年同時期を上回り、2年連続の賃上げが実現した。

○非正規労働者の賃上げ回答は、時給で16.78円、月給で4,038円となり、昨年を上回る回答を引き出している。また、正社員への転換ルールの導入、促進、明確化の取り組みなども中小を含めて積極的な取り組みが行われている。非正規労働者の処遇改善に関わる取り組み事例の共有化を進め、雇用の安定や処遇改善を進めていく。

○一時金は、年間分の月数回答で4.84月（昨年同時期比＋0.06月）、額回答は1,552,482円（昨年同時期比＋13,460円）といずれも増額となっている。

○2015春季生活闘争の成果と課題については、引き続き回答内容の分析などを進め、「2015春季生活闘争まとめ」として第22回中央執行委員会(7月16日)で確認を行うことを予定している。

《問い合わせ先》
総合労働局
総合労働局長 須田 孝
直通電話 03（5295）0517
代表電話 03（5295）0550

◆本調査の詳細は、こちら（PDF）をご覧ください。

（連合（日本労働組合総連合会）http://www.jtuc-rengo.or.jp ／ 7月2日発表・同会プレスリリースより転載）