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掲載日:2024/12/26

大学キャリアセンターの利用実態調査

キャリアセンターを利用している大学2、3年生は50.8%
就活において企業に評価して欲しいポイントは「人柄や性格」「熱意」に加え「汎用的スキル」が上位に


株式会社ベネッセホールディングスとパーソルキャリア株式会社の合弁会社:株式会社ベネッセ i-キャリア(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:乾 史憲)が運営する、doda発の新卒オファーサービス「dodaキャンパス」は、大学2、3年生、修士1年生(26卒、27卒)を対象に「学生のキャリアセンター利用実態に関する調査」を実施しましたので、結果をお知らせいたします。

解説コメント dodaキャンパス編集長 岡本 信也
本調査では、大学2、3年生の約半数が大学キャリアセンター(以下、キャリアセンター)を利用しており、6割を超える学生が面接やエントリーシートのアドバイスなどの就活対策において、今後利用したい意向を持つことがわかりました。一方で、利用しない理由は「活用方法がわからない」が最多ではあるものの、「必要な情報は入手できている」「キャリアセンター以外に相談先がある」が上位にきており、自身の就活に主体性を持ち、情報収集や相談をしている学生が増加している様子が伺えます。

就活において企業に評価してもらいたいポイントについては、「人柄や性格」「熱意」といった資質や姿勢に加え、大学での学習や自己の学びを通じて身につけた「汎用的スキル」も評価して欲しいという意向が伺えます。これは、「大学キャリアセンターの学生キャリア支援における調査2024」(以下、大学調査)における自大学の学生を評価して欲しいポイントと同様の結果になりました。

「dodaキャンパス」が2024年10月~11月に実施した調査「自身の就活やキャリア観醸成に影響を与えた人や経験・体験」では、就活本番期に相談したい相手の2位は「キャリアセンター職員」となり、卒業後の進路についてキャリアセンター職員に相談したい学生が一定数いることが明らかになっています。近年では、就活本番期の学生を対象とした就活支援プログラムに加え、低学年期からキャリア観を醸成することを目的としたプログラムを拡充する大学も増加しています。学生は自身の大学が提供するプログラム内容をしっかりと把握した上で、複数の相談先を活用しながら、納得感のある就活を進めていくことが大切です。

調査結果サマリー
【キャリアセンターの利用実態】
・キャリアセンターを利用している大学2、3年生、修士1年生は50.8%。
・利用目的は、1位「履歴書や面接のアドバイス」(38.4%)、2位「就活やインターンシップの相談」(33.3%)。
・利用したことがあるプログラムの1位は「進路・就活ガイダンス」(57.7%)、今後利用したいプログラムの1位は「就活対策(面接、エントリーシートなど)」(63.3%)で、それぞれ全体の約6割を占める。
・利用頻度で最も多いのは「1カ月に1回程度」(22.7%)。
・利用していない理由については、「キャリアセンターの活用方法がわからない」(35.9%)が最多、「就活に必要な情報は入手できている」(19.8%)、「就活についてキャリアセンター以外に相談先がある」(19.3%)が上位に。

【就活において企業に評価してもらいたい観点】
・就活において企業に自身を評価してもらいたい観点については、1位「人格や性格」(80.3%)、2位「志望企業への熱意」(46.4%)、3位「汎用的なスキル」(27.7%)という結果に。


■主な調査結果
【キャリアセンターの利用実態】
▶利用有無

「dodaキャンパス」に登録している大学2,3年生、修士1年生(26卒、27卒)を対象に、キャリアセンターを利用しているか聞いたところ、「はい」と回答した学生は50.8%でした。学年別でみると、大学3年生の52.7%、大学2年生の39.3%がキャリアセンターを利用していることがわかりました。

▶利用目的
利用目的の1位は「履歴書や面接のアドバイス」(38.4%)、2位は「就活やインターンシップの相談」(33.3%)でした。これは大学調査における「学生のキャリアセンター利用目的」と同順位となりました。

▶利用したことがあるプログラム、今後利用したいプログラム
利用したことがあるプログラムの1位「進路・就活ガイダンス」(57.1%)、今後利用したいプログラムの1位は「就活対策」(63.3%)で、それぞれ全体の約6割を占める結果となりました。

▶大学キャリアセンターの利用頻度
利用頻度については、1位「1カ月に1回程度」(22.7%)、2位は「2、3カ月に1回程度」(19.2%)、「不定期」(19.2%)でした。

▶大学キャリアセンターを利用していない理由
キャリアセンターを利用していないと回答した学生にその理由を聞いてみると、「キャリアセンターの活用方法がわからない」(35.9%)が最多となりました。一方で、「就活に必要な情報は入手できている」(19.8%)、「就活についてキャリアセンター以外に相談先がある」(19.3%)がそれぞれ約2割を占めています。

就活において企業に自身を評価してもらいたい観点は、1位「人柄や性格」(80.3%)、2位「志望企業への熱意」(46.4%)、3位「汎用的スキル」(27.7%)となり、大学調査と同様の順位となりました。

【調査概要】
調査期間:2024年9月23日(月)~9月29日(日)
調査対象:dodaキャンパス会員の大学2、3年生、修士1年生(26卒、27卒)
調査方法:Webアンケート回答方式
有効回答数:390人
 

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ベネッセ i-キャリア /12月20日発表・同社プレスリリースより転載)