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掲載日:2017/10/04

働き方の可視化を通じて生産性向上に貢献する「働き方改革支援サービス」を構築~PC使用時間可視化、リモートアクセス、脈拍の変動から推定するストレスチェックサービスなど:パナソニック

パナソニック株式会社は、法人向けに、働き方の可視化を通じて生産性向上に貢献する「働き方改革支援サービス」を構築しました。2018年2月から順次サービス提供開始予定です。

 

本サービスのうち、可視化サービスは、パソコンに専用ソフトをインストールすることで、パソコン使用状況をブラウザ上で可視化するものです。パソコン使用時間に加え、アプリケーションごとの使用時間の可視化もできるので、社員一人ひとりの業務習慣の分析や仕分けに役立ち、戦略実行のためのリソースシフト検討に役立てることができます。また、モバイル環境下でも快適なテレワークを実現するため、通信制御(補正)を行うソフトウエア型VPN(※1)の提供を予定しております。これにより、テレワークの普及でニーズが高まるビデオ会議ソフトを無線通信が混雑するような場所でも滑らかな映像で快適に利用することができます。さらに、パソコンのカメラにより脈拍の変動からストレスを推定するサービス(レッツノート専用サービス)も準備し、テレワーク時でも従業員の健康管理にお役立ちできます。

当社では、2017年7月から働き方改革支援サービスを、パソコン事業を担当する国内従業員を対象に導入し、生産性向上と適正な労務管理の実現に向けて取り組んでおります。この取り組みにより得られた知見を「働き方改革」に取り組まれる企業のお客様にお伝えし、「働き方改革」の実践をサポートしていきます。

 

【提供予定サービス】

  1. パソコン使用時間とアプリケーション使用時間の可視化サービス
  2. モバイル環境下での快適なテレワークを実現するリモートアクセスサービス
  3. 脈拍の変動から推定するストレスチェックサービス

※1:Virtual Private Networkの略。インターネット回線上に仮想の専用回線を作ることで、遠隔地との通信の安全性を高める仕組みのこと

 

【背景】
日本国内において、長時間の労働、労働生産性の低下、少子高齢化による労働人口の減少といった問題等がある中、政府は2017年3月に「働き方改革実行計画」を決定し、働く人の視点に立った働き方の改革を基本に各テーマの議論を進めています。特に日本の労働生産性は先進7か国中19年連続最下位となっており、労働人口が減少していく中、日本企業がグローバル競争に打ち勝ち、持続的な成長を遂げていくためには、高効率でアウトプットを出していくことが求められています。また、「柔軟な働き方」のテーマのひとつとして「テレワーク」が挙げられています。これらのテーマの課題解決策の一つとして、当社はパソコンを通じた業務に精通した知見を生かし、まずは「働き方の可視化」により業務習慣を「見える化」して、分析・改善に役立てる「働き方改革支援サービス」を構築しました。さらに、本サービスは、ますます多様化する「テレワーク」に焦点を当て、「モバイルワーク」「在宅ワーク」「オフィスワーク」など、さまざまな環境で快適に業務を行える機能も提供します。本サービスは、1996年からモバイルパソコンに特化した技術とものづくりで、国内では13年連続モバイルパソコンのシェアNo.1※2と多くの企業で活用いただいる「レッツノート」シリーズを提供している当社ならではの発想により開発・構築したものです。

※2:
出所: IDC Japan Personal Computing Quarterly Model Analysis, 2016Q4、13インチ未満ノートPCとコンバーチブルPC(2010~2016年はUltraSlim, Mini Notebookを除く)

 

【提供予定サービスの詳細】

1.パソコン使用時間とアプリケーション使用時間の可視化サービス
本サービスでは、テレワークやオフィス業務、お客様訪問などのモバイル時のパソコンの使用時間とアプリケーションの使用時間を可視化することが可能です。パソコン使用状況のログを自動収集してその内容を可視化するもので、適正な労務管理と生産性向上を支援します。このサービスを活用して社員と管理者が働き方を共有し、コミュニケーションを取ることで業務の分析・見直しをより深く行うことができます。テレワークやモバイルワークにおける勤務状況の申告漏れや、オフィス業務を含めた所定労働時間外のパソコン利用状況など、長時間勤務や隠れ残業の是正に向けた勤務実態の把握がしやすい環境を提供します。パソコンの使用時間に加え、アプリケーションの使用時間までを可視化することができるので、社員一人一人の業務習慣を振り返り、減らす業務と増やす業務の見直すことができる業務の可視化により、生産性の向上を支援します。

 

2. モバイル環境下でのセキュアかつ快適なテレワークを実現するリモートアクセスサービス
本サービスは、米国ネットモーションソフトウェア社 (NetMotion Software, Inc.) が開発・販売するモバイルVPN「NetMotion Mobility」を使用したクラウドサービスとして提供します。通信制御(自動補正)を行うソフトウエア型VPN※1で、無線が混雑するような場所で暗号化を維持したまま通信速度を改善し、テレワークの普及でニーズが高まるビデオ会議ソフトを通信品質が低い環境においても快適に利用することができます。また、ID/パスワードでログオンする社内サービスを利用する場合にネットワークが一時的に切れたとしても再ログオンが避けられ、業務を中断せず快適にテレワークができます。

 

3. 脈拍の変動から推定するストレスチェックサービス(レッツノート専用サービス)
本サービスは、PCのフロントカメラがとらえた顔画像から、リアルタイムに脈拍数を測定し、脈拍の変動からストレスレベルを推定するサービスです。「血管の容量変化に応じて光の吸収量が変化する」特性を利用し、反射光をカメラで観測することで脈拍を測定します。当社独自の撮影画像に含まれるノイズ除去技術により、手や体に触れずともカメラで観測するだけで、脈拍を測定できます。強いストレス状態と推定される従業員の健康管理にお役立ちできます。

 

4. HDD/SSD遠隔データ消去サービス(レッツノート専用サービス)
本サービスは、既にビジネスクラウドサービスの一つとして、当社が販売しているサービスで、パソコンの紛失・盗難時、電源が入っていない状態でもハードディスクに保存されている個人情報や機密データなどのデータを遠隔消去することができ、情報漏洩のリスクの軽減が図れます。これにより安心してモバイル時にパソコンが利用でき、業務の効率化と生産性の向上を促進することができます。

※仕様及び意匠につきましては、予告なく変更する場合がありますのでご了承願います。

 

【お問い合わせ先】
サービスファーストコンタクトセンター
TEL:0120-878441、06-6906-4018(9:30~17:30、土日、祝日、年末年始、お盆を除く)

 

◆ 本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

(パナソニック株式会社 http://www.panasonic.com/ /10月2日発表・同社プレスリリースより転載)