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掲載日:2017/05/19

派遣社員を評価する際に重要視するのは、「まじめさ」や「報告連絡相談」などの基礎力。処遇向上や正社員登用の際には「責任感」が最も重要視~『派遣社員の評価に関する派遣先担当者調査』:人材サービス産業協議会

一般社団法人人材サービス産業協議会(事務局:東京都港区、理事長:水田正道、略称「JHR」)は、派遣先担当者が派遣社員に求めるスキルや、契約更新や処遇向上、正社員への登用のときに評価する能力等に関する調査を実施しました。

調査の結果、派遣先による派遣社員の能力評価が派遣社員の契約更新(派遣契約の更新)、派遣料金の向上(処遇の向上)や正社員への登用の判断にも活用されており、その際により重視されるのは、下記の「四つのチカラ※」に代表される汎用スキルであることがわかりました。

 

※「四つのチカラ」とは?
どのような業務や職場でも必要となる汎用スキルのうち、対人基礎力と対自己基礎力について、下記の四つにわかりやすく類型化したものです。
・傾聴共感・・・人の話に耳を傾け、相手の考えや言いたいことを理解するチカラ
・役割遂行・・・自分の役割を意識して、割り当てられたことに責任をもち、遂行するチカラ
・情報発信・・・報告・連絡・相談をし、有用な情報は周囲に伝えるチカラ
・感情管理・・・仕事上での自分の感情の上下を意識し、冷静になることができるチカラ
※JHRでは、「四つのチカラ」の能力診断と向上支援のためのツールを開発し、希望する企業に無償配布しています。
「四つのチカラ」(キャリア形成支援プロジェクト)について

 

【調査結果のポイント】
派遣先担当者の多くは派遣社員の処遇向上や正社員登用に前向きで、派遣社員の評価結果が処遇向上や正社員登用の判断に活用されていますが、「判断・評価基準がないこと」を理由に、派遣社員の評価に困難さを感じている派遣先担当者が多くなっています。

派遣社員を評価する際に重要視するのは、「まじめさ」や「報告連絡相談」などの基礎力に関する回答が多くなりました。処遇向上や正社員登用の際には「責任感」が最も重要視されるようです。

派遣社員の評価に関する派遣先担当者調査結果(概要)(PDF)

 

■調査概要
実施時期: 2017年2月
回答数: 824人(派遣社員の評価や教育、サポート、業務指示等を行っている正社員)

 

<本件に関するお問合せ先>
一般社団法人人材サービス産業協議会事務局 広報担当/松坂・川渕
TEL:03-4571-2810 E-mail:info@j-hr.or.jp

 

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

(一般社団法人人材サービス産業協議会 http://j-hr.or.jp/ /5月9日発表・同協会プレスリリースより転載)