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掲載日:2024/06/20

「2025年卒採用」に関する調査

2025年卒採用は「難易度が高い」と回答した企業が8割を超える。「複数内定を保有している学生が多い」の声

株式会社学情(本社:東京都中央区)は、企業・団体の人事担当者を対象に、インターネットアンケートを実施。今回は、「2025年卒採用」に関して調査しました。2025年卒採用について、「採用難易度が高い」と回答した企業が8割を超えました。「複数内定を保有している学生が多く、最終承諾する学生の人数が読めない」「エントリー数や説明会参加者数などほとんどの数値が昨年を下回っている」「例年に比べ、3月以降の集客が伸びておらず、採用目標数に届かない見込み」「インターンシップ等で出遅れてしまうと母集団形成が難しくなる」など、売り手市場や早期化を指摘する声が上がりました。また、2025年卒採用の難易度が高いことを受けて、6割に迫る企業が「20代通年採用」を実施。「実施を検討している」とした企業も33.3%に上りました。

【TOPICS】
(1)2025年卒採用が「難しい」と回答した企業が8割超
(2)2025年卒採用の難易度が高いことを受け、「20代通年採用」を実施する企業が6割に迫る。「実施を検討」も33.3%

【調査の背景】
2025年卒採用では、3年生の5月末時点で「内定率」が8割を超えるなど、学生優位な売り手市場感が強まっています。企業は、2025年卒採用の難易度をどのように捉えているかアンケートを実施しました。

【調査詳細】
(1)2025年卒採用が「難しい」と回答した企業が8割超
2025年卒採用について、「難しい」と回答した企業が53.3%に上りました。「やや難しい」30.8%を合わせると、8割以上の企業が「採用難易度が高い」としています。「複数内定を保有している学生が多く、最終承諾する学生の人数が読めない」「エントリー数や説明会参加者数などほとんどの数値が昨年を下回っている」「例年に比べ、3月以降の集客が伸びておらず、採用目標数に届かない見込み」「インターンシップなどで出遅れてしまうと母集団形成が難しくなる」など、売り手市場や早期化を指摘する声が上がりました。

(2)2025年卒採用の難易度が高いことを受け、「20代通年採用」を実施する企業が6割に迫る。「実施を検討」も33.3%
2025年卒採用の難易度が高いことを受け、既卒や第二新卒など20代を対象にした「20代通年採用」を「既に実施している」と回答した企業が57.3%に上りました。また、33.3%の企業が「検討している」としています。新卒採用の難易度が高くなっていることを受け、「20代通年採用」の導入に踏み切る企業や、導入を検討する企業が多いことが分かります。

昨年同時期に調査した同アンケートでは、「20代通年採用」を「既に実施している」と回答した企業が50.1%、「検討している」と回答した企業が23.2%でした。昨年以上に、「20代通年採用」の導入・検討が広がっていることがうかがえます。


■調査概要
・調査期間:2024年4月30日~2024年5月15日
・調査対象:企業・団体の人事担当者
・有効回答数:649社
・調査方法:Web上でのアンケート調査
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合があります。

 

本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

(株式会社学情/ 6月17日発表・同社プレスリリースより転載)