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掲載日:2021/08/15

2022年卒 内定者意識調査

内々定者のうち、就職活動を終了した学生は69.5%。 内々定式をはじめとした「内定者フォロー」は対面を望む割合が多い結果に

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:中川信行)は、2022年卒業予定の全国の大学生、大学院生のうち、内々定を保有している学生を対象に実施した「マイナビ 2022年卒 内定者意識調査」の結果を発表しました。


《TOPICS》

  • 入社予定先を決めて就職活動を終了した割合は69.5%。内々定保有社数の平均は「2.0社」で前年を上回りコロナ禍前と同水準に
  • 入社予定先を決めた後、不安になったことがある学生は60.8%
  • 内々定者フォローは対面での実施を希望する割合の方が高い。特に対面での実施が望まれているのは「社内見学」「内々定式」「研修」
  • 内々定を得た企業の人事担当者などから伝えられた「入社を決意した一言」は、「あなたと一緒に働きたい」など。「ガクチカ」を褒められたことが入社の決め手につながったという学生も


【調査概要】
内々定を保有している学生の入社予定先について「すでに決めて就職活動を終了した」学生は69.5%となり、前年より8.7pt増加した。内々定保有社数は全体平均で2.0社となり、前年の1.87社を上回って、コロナ禍前の2020年卒(2.13社)の水準に回復しつつある。前年より内々定保有社数が増え、入社先を検討する際の選択肢が広がっているようだ。

入社予定先を決めた後、不安になったことがあるか聞いたところ、「不安になったことがある」と回答した割合は60.8%だった。不安になった理由で最も多かったのは、「社会人としてやっていけるかどうか(21.8%)」、次いで「この会社できちんと務まるかどうか(17.5%)」「自分がこの仕事に向いているかどうか(17.0%)」だった。

内々定者フォローについて対面かWEBのどちらを望むか聞いたところ、特に対面が望まれているのは「社内見学・工場見学・施設見学」が83.2%(対面で実施してほしい(61.6%)+対面で実施希望だが、状況に応じてWEBに変更してほしい(21.6%)の合計)、「内々定式」が75.0%(対面で実施してほしい(45.2%)+対面で実施希望だが、状況に応じてWEBに変更してほしい(29.8%)の合計)、「研修」が73.0%(対面で実施してほしい(46.3%)+対面で実施希望だが、状況に応じてWEBに変更してほしい(26.7%)の合計)だった。内々定者フォローは入社予定先とのマッチングを再確認するフェーズにあたる。WEB形式だけで完了させるのではなく、企業を訪れて社風や仕事内容を知ったり、同期と交流したりすることで、不安解消を望んでいると推察される。

「内々定を得た企業の人事担当者あるいは人事以外の人から伝えられた『入社を決意させた』一言」についてフリーコメントで聞いたところ、「あなたと一緒に働きたい」「あなたと会えることを楽しみにしています」といった趣旨のコメントが多く見られた。一方で、学業や課外活動など学生生活で力を入れていたこと(=ガクチカ)について、企業担当者からの好意的なコメントをもらい、入社を決意したという回答もあった。2022年卒の学生は、コロナ禍で登校できなかったり、アルバイトや課外活動が思うように行えなかったりしたため、自身の学生生活により自信が持てるだけでなく、入社の決め手として好印象に受け止められたようだ。


【調査概要】「マイナビ 2022年卒 内定者意識調査」
○調査期間/2021年6月16日(水)~7月5日(月)
○調査方法/WEBフォームによるアンケート
○調査対象/2022年卒業予定で内々定を保有している全国の大学生、大学院生
○有効回答数/4,148名(文系男子665名 理系男子922名 文系女子1,621名 理系女子940名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。

 

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

(株式会社マイナビ / 8月5日発表・同社プレスリリースより転載)