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社会 教育・オピニオン
掲載日:2016/09/20

就学前の子どもがいるときは、男性でも41.0%が「時間の融通がきくフルタイム」希望~『男女の初期キャリア形成と活躍推進に関する調査』:国立女性教育会館

独立行政法人国立女性教育会館では、新入社員のキャリア意識の変化について明らかにするべく、平成27年に民間企業の正規職についた男女を5年間追跡する「パネル調査」を実施しています。調査の実施にあたっては、日本経済団体連合会の協力を得ました。

 

<主な調査結果>

1)現在の仕事に感じていること
●「やりがいのある仕事をしている」「将来のキャリアにつながる仕事をしている」が 9割近く
●一方、6割は「自分の能力で今の仕事を続けていけるか不安」

 

2)現在の仕事に対する行動
● 7割強が「勤務時間外に勉強」しており、6割が「将来の課題にも目を向けて仕事をしている」
●一方、「自分からアイデアや企画を提案している」は 3割

 

3)ビジネススキルの自己評価
●「担当業務を遂行するための知識・技能」「リーダーシップ」「プレゼンテーション能力」が「ある」は、3割ほど
●「コミュニケーション能力」は、過半数が「ある」

 

4)入社前後のイメージ・ギャップ
●5割程度が、「求められる成長スピードが、入社前のイメージより早い」「同期同士の競争が、入社前のイメージより緩やか」「休みが、入社前のイメージより取りやすい」

 

5)ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)
男女ともワーク・ライフ・バランスを重視
【就学前の子どもがいるときは、男性でも41.0%が「時間の融通がきくフルタイム」希望】

※調査の詳細についてはこちらからご覧いただけます

 

「男女の初期キャリア形成と活躍推進に関する調査」(第一回調査)ニュースレター(PDF)
「男女の初期キャリア形成と活躍推進に関する調査」(第一回調査)結果(PDF)

 

<調査概要>
1)調査対象:調査協力企業17社に、平成27年に入社した新規学卒者(大学・院卒)2137人(女性 836人、男性 1301人)。この17社は、正社員が 3000人以上(10社)、1000人以上 2999人以下(4社)、800人以上 999人以下(3社)の大企業で、金融業 1社、建設業 1社、コンサルタント業 1社、サービス業 7社、商社・卸業 1社、通信・ソフト業 2社、製造業 4社(本社は、東京 15社、埼玉 1社、大阪 1社)。
2)調査方法:WEBアンケート調査
3)回答数:1258人(回答率 58.9%:女性56.8%、男性60.2%)
4)回答者の属性:女性 475人(37.8%)、男性 783人(62.2%)
総合職(転勤あり・なし 含む)女性 424人、男性 751人
5)調査実施期間:平成27年10月1日~平成27年10月20日

 

【本件のお問い合わせ先】
独立行政法人国立女性教育会館 研究国際室
〒355-0292 埼玉県比企郡嵐山町菅谷 728
電話 0493(62)6437 FAX 0493(62)9034
担当:島 直子 (shima@nwec.jp

 

◆ 本リリースの詳細は、こちら(PDF)をご覧ください。

(独立行政法人国立女性教育会館 http://www.nwec.jp/ /9月13日発表・同法人プレスリリースより転載)