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社会 教育・オピニオン
掲載日:2016/04/19

千葉大、学生が共働き家庭で子育てインターンを体験し、「仕事と子育ての両立」の現状を学ぶ授業を展開~教育学部生を対象にした講義『キャリア教育』

千葉大学教育学部では、2016年度前期に教育学部生を対象にした講義「キャリア教育」にて、子育て家庭にインターン体験する画期的なプログラムを実施いたします。初回オリエンテーションの結果、34名の学生(男性15名、女性19名)が履修することになりました。本講義は、共働き家庭内でのインターンシップ「ワーク&ライフ・インターン」を運営するスリール株式会社と協働して行います。

 

■授業の概要
講義は教育学部1~4年生を対象にした授業「キャリア教育」で全15回(1回90分)。受講者は34名予定。スリール株式会社が主催する、共働き家庭内でのインターンシップ「ワーク&ライフ・インターン」の準備、実施を通じて、「仕事と子育ての両立」における現状を学ぶ。その上で学校現場でのキャリア教育の意義及び編成のあり方を考える。

 

【概要・目的】
現在、学校現場で実施されているキャリア教育は、職業・勤労(ワーク)の面についての指導が中心となっており、本来の「キャリア」という言葉の意味合いである「生き方」の面を知る機会が少ない。そこで、本授業では、大学生がライフイベントで訪れる「結婚・妊娠・出産・子育て」について学び、「ワーク」だけではなく「ライフ」の面を含めたキャリア教育のあり方を考えられるようになることを目指す。

具体的には、講義に加え、共働きで子育てをしている家庭を訪問し、子どもと触れ合ったり、親へのインタビューをしたりする「子育て体験実習」を2回行う予定。また、講義や実習だけでなく、育児休業を活用した社会人や教育関係者をゲストに招き、話を聞く講座も予定している。

本授業の最後には、講義や体験を通して考えた受講者自身のキャリアプランや、「教員が学校教育の中でできること」および「子どもへのキャリア教育のあり方」などについて、プレゼンテーションを行う。

 

【日程と内容】
日時:水曜日16:10~17:40 
場所:千葉大学西千葉キャンパス
担当教員:千葉大学教育学部 非常勤講師 阿部学、谷山大三郎、堀江敦子

第1回(4/13) オリエンテーション
第2回(4/20) 講義(1) キャリア教育とは?自分のなりたい姿を考えよう
第3回(4/27) 講義(2) 発達過程、子どもの行動WS/他者理解コミュニケーション
第4回(5/ 2)  講義(3) ゲストトーク〜社会人の話を聞いてみよう〜 *5/2のみ月曜に実施
第5回(5/11) 講義(4) 自分の軸を考えるワークショップ
第6回(5/18) 講義(5) 子育て体験実習に向けて
第7回(6/ 1)  子育て体験実習(1) 実習先の親との顔合わせ *外部実習先にて
第8,9回     子育て体験実習(2) ワーク&ライフ・インターン1回目
 *6/2~6/21の期間のうち平日夕方1回
第10回(6/22) 現職教員によるゲストトーク
第11,12回   子育て体験実習(3) ワーク&ライフ・インターン2回目 
 *6/23~7/12の期間のうち平日夕方1回
第13回(7/13) 講義(6) 実習後振り返り・課題の洗い出し
第14回(7/27) 講義(7) プレゼン準備
第15回(8/3) 講義(8) 体験での経験プレゼンテーション

 

■本件に関するお問い合わせ
千葉大学教育学部 非常勤講師 谷山大三郎
メール:taniyama@ace-npo.org

 

スリール株式会社について
「誰もが笑顔で自分らしい人生を生き、笑顔で子どもを生み育てられる社会」を目指し、日本初家庭内インターンシップ「ワーク&ライフ・インターン」などの事業を展開。
働きながら子育てをするパパ・ママの生活の一部を体験し、座学・交流プログラムを通じて、社会人の様々な考え方を知ることで、ワークもライフも全部あわせた自分の将来を考える機会を学生に提供している。

【ワークライフ・インターンとは】
ワーク&ライフ・インターンは、「仕事と子育てを学びたい」学生と、「子育てをサポートして欲しい家庭」を繋げることにより、子育て支援、キャリア教育、少子化対策の実現を目指す、全く新しいインターンシッププログラムです。

 

◆ 本リリースの詳細は、こちら(PDF)をご覧ください。

(国立大学法人千葉大学  http://www.chiba-u.ac.jp/ / 4月18日発表・同社プレスリリースより転載)