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掲載日:2015/11/20

コンピュータソフトウェア協会、アジア等IT人材定着支援協議会を設立
~日本のIT人材不足を外国人採用により解消へ~

一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(略称「CSAJ」、港区赤坂)は、日本のIT人材不足を解消することを目的に、優秀な海外のIT人材が活躍できる場を提供し、日本への定着を促進するため、アジア等IT人材定着支援協議会を2015年11月17日に設立したことを公表いたしました。
協議会は、今年6月30日閣議決定された『日本再興戦略』改訂版2015「IT分野における外国人材の活躍促進」とする施策の一環として、政府の目標である“2020年には、情報通信業に従事する外国人IT人材を3万人(現状)から6万人へ倍増すること”の実現に向け活動していく予定です。

 

【特徴】
・優秀な海外IT人材確保のため、政府の支援により相手国のIT大学との協議を実施。
・日本企業への就職支援の一環として、日本語によるコミュニケーション能力を高めるため、日本語学校と連携し、留学支援を実施。
・日本での生活環境においては、キャリアバイト(インターンシップ)の実施。
・就職支援のためのマッチングDBを構築し、さらにマッチングイベントを実施。

等の取り組みをベースに、課題を検討し、実現に向け活動していく。

設立日:
平成27年11月17日(火)

名称:
アジア等IT人材定着支援協議会

目的:
優秀なアジア等IT人材の活躍できる場の提供をするため、外国人留学生の推進と活用、さらには日本への定着を促進するために日本の企業への就職ルート開拓などを支援することを目的とする。

事業:

1.優秀な外国人留学生の獲得に係る諸事業の企画、立案および実施支援
2.日本の企業への就職あっせんに関わる支援と広報活動
3.優秀な外国人留学生獲得のために向けた政策提言活動
4.その他、協議会の目的を達成するために必要な活動

活動予定:
初年度(2015年3月まで)
国内ニーズ調査を開始、国内企業のIT人材の不足状況の把握と外国人採用のニーズ調査、さらには日本語教育必要性と留学期間におけるプログラミング等のキャリアバイト(インターンシップ)の提供などについて調査をスタートさせる。また、現在日本にいる留学生のIT企業への採用について、日本語学校と協力して就職支援をサポートしていく。さらに課題を抽出し、今後解決すべき事項を政府に提言して行く予定。

来年度以降
留学・就職支援事業を本格的に開始するため、 定着支援センターを設置し、インド、ベトナムをはじめとして海外IT大学との連携を始め、日本に興味のある学生の調査を開始。順次対象国をインドネシア、ミャンマーなどと増やしていく。 また、海外IT人材と国内企業の直接的コミュニケーションを可能にするマッチングデータベースを構築するとともに、IT専門日本語教材も必要に応じて制作をしていく。

目標:
「2020 年には、情報通信業に従事する外国人 IT 人材を3万人(現状)から6万人へ倍増する」という政策目標の実現

会長:
荻原 紀男(CSAJ会長、(株)豆蔵ホールディングス 代表取締役社長)

オブザーバー:
経済産業省

事務局:
一般社団法人コンピュータソフトウェア協会

 

11月17日現在賛同企業・団体(会員企業・団体候補):35社、1団体
(株)豆蔵ホールディングス、(株)インテリジェント ウェイブ、ネクストウェア(株)、日本事務器(株)、サイボウズ(株)、(株)コーエーテクモホールディングス、(株)オービックビジネスコンサルタント、ピー・シー・エー(株)、(株)シー・シー・ダブル、(株)ワークスアプリケーションズ、(株)ミクロスソフトウェア、(株)コスモ・コンピューティングシステム、(株)ボクシーパッドジャパン、 FPTジャパン(株)、ジェネシス(株)、(株)ヒューマンキャピタル研究所、日本電気(株)、富士通(株)、(株)クリエーティブソリューションズ、(株)スキルメイト、(株)クロスパワー、(株)インフォテック・サーブ、(株)ネオジャパン、ジェイエムテクノロジー(株)、コガソフトウェア(株)、オー・エイ・エス(株)、イノベークス(株)、日本キスコ(株)、フォースバレー・コンシェルジュ(株)、(株)クレオソリューション、(株)フォーラムエイト、さくらインターネット(株)、(株)インフィニテック、(株)システムコンサルタント、(株)ワコム、(一社)全国専門学校各種学校日本語教育協会

 

■一般社団法人コンピュータソフトウェア協会とは
一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)は、コンピュータソフトウェア製品に係わる企業が集まり、ソフトウェア産業の発展に係わる事業を通じて、我が国産業の健全な発展と国民生活の向上に寄与することを目的としています。CSAJでは、早くからプログラミングに慣れ親しみ、将来のソフトウェア産業を担うことのできるIT人材を発掘し、育成することを目的にU-22プログラミング・コンテストを実施しています。さらに今後IT人材不足が喫緊な課題と考え、今回、アジアの優秀なIT人材を日本に定着される取り組みを主体となって実施していくこととしました。

 

■問い合わせ先
アジア等IT人材定着支援協議会
一般社団法人コンピュータソフトウェア協会内)
事務局 原、山田 E-mail:asiait@csaj.jp
〒107-0052 東京都港区赤坂1-3-6 赤坂グレースビル 4階
TEL:03-3560-8440 FAX:03-3560-8441

 

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

(一般社団法人コンピュータソフトウェア協会 http://www.csaj.jp/ /11月19日発表・同協会プレスリリースより転載)