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掲載日:2014/07/25

『2014年マイナビ新入社員意識調査 ~3カ月後の現状~』を発表

~ 今年の新入社員の約9割が「この会社に入社してよかった」と回答。一方、「社会人になって厳しいと感じた」新入社員は約7割と増加傾向に ~

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、2014年4月入社の新入社員を対象とした「2014年マイナビ新入社員 意識調査 ~3カ月後の現状~」の結果を発表しました。本調査は、マイナビ実施の新入社員研修フォローアップ講座に参加した各企業の新入社員1,241名に、入社 3ヶ月後の新入社員の意識についてアンケートを実施し、まとめたものです。本調査は2012年から実施しており、今回で3回目となります。なお、4月には 入社直後の新入社員の意識をまとめた調査を行っています。調査概要は以下の通りです。

 

<調査結果の概要>

■ 「この会社に入社してよかった」と思った新入社員は約9割で昨年より微減。社会人になって「厳しい」と感じた新入社員は約7割で増加傾向に(参照:参考グラフ①・②・③)

『この会社に入社してよかった』と思ったことがあるかを聞いたところ、90.7%が「はい(思ったことがある)」(2013年7月:93.1%【前年同月比 2.4pt減】)と回答した。また、『それはどんな時か』を聞いたところ、1位は「上司・先輩に恵まれたと感じた時」が53.9%(2013年7 月:56.3%【前年同月比2.4pt減】)、2位は「仕事ならではの経験が出来た時」40.3%(2013年7月:40.6%【前年同月比0.3pt 減】)、3位は「給与をもらえた時」36.7%(2013年7月:34.7%【前年同月比2.0pt増】)、4位は「褒められた時」36.6%(2013 年7月:34.7%【前年同月比1.9pt増】)となった。
また、『社会人になってどう感じたか』を聞いたところ、「厳しかった」が68.6% (「想像していたよりも、厳しかった」23.6%+「想像していた通り、厳しかった」45.0%)となった(2013年7月:「厳しかった」66.6%: 「想像していたよりも、厳しかった」20.8%+「想像していた通り、厳しかった」45.8%【前年同月比2.0pt増】)。前年同月と比較すると、「想像していたよりも、厳しかった」「想像していた通り、厳しかった」が増加傾向、「想像していたよりも、厳しくなかった」が減少していることから、4月時点 で"厳しさを想定していた"層が社会人になって、想像以上に社会の現実の厳しさに直面している様子が見て取れる。また『厳しかったと感じたのはどんな時か』を聞いたところ、1位が「能力・スキル不足を実感した時」で78.0%、「人間関係の困難さを感じた時」が36.3%、「仕事内容が困難だと感じた時」が34.8%、と続いた。前年よりも「人間関係の困難さを感じた時」が3.7pt増加していることから、仕事を進めていく中で自身のスキルだけではな く、上司や先輩とのコミュニケーションに際しても試行錯誤しているようだ。

参考グラフ① この会社に入社してよかった!と思ったことはありますか
           それはどんな時か

参考グラフ② 社会人になってどう感じましたか

参考グラフ③ 社会人になって厳しいと感じたときは、どんな時ですか【複数回答】
(上記②で、「①想像していたよりも、厳しかった」「②想像していた通り、厳しかった」と回答した人に質問)

 

■ 会社で「目立ちたい」「どちらかといえば目立ちたい」が約6割で4月に比べ減少傾向ではあるものの、「目立ちたい」は増加。仕事をしていく上で重要なことは、3人に1人が「成功・評価・地位」と回答(参照:参考グラフ④・⑤)
会社で『目立つ(出る杭になる)』ことについて聞いたところ、「目立ちたい」が20.7%(2014年4月:17.3%【同年4月比3.4pt増】)、「どちらかといえば目立ちたい」が40.9%(2014年4月:46.4%【同年4月比5.5pt減】)となった。また、「どちらかといえば目立ちたくない」 が31.7%(2014年4月:30.6%【同年4月比1.1pt増】)、「目立ちたくない」が6.4%(2014年4月:4.6%【同年4月比 1.8pt増】)となった。
また、『社会人として仕事をしていく上で重要だと思うこと』は、1位が「良好な人間関係」で67.9%(2014年4 月:71.1%【同年4月比3.2pt減】)、2位が「楽しさ」で49.9%(2014年4月:40.9%【同年4月比9.0pt増】)、3位は「成功・ 評価・地位」で35.5%(2014年4月:32.0%【同年4月比3.5pt増】)となった。
"目立ちたい"が20.7%で、同年4月と比較す ると3.4pt増、"仕事をしていく上で「成功・評価・地位」が重要"が35.5%で、同年4月と比較すると3.5pt増となったことから、仕事で成果を追及し、その対価をしっかりと享受したいと考える層が、現場で現実に直面したことで4月よりも増加したことがうかがえる。

 

参考グラフ④ 会社で「目立つ(出る杭になる)」ということについてどう思うか

参考グラフ⑤ 社会人として仕事をしていく上で重要だと思うことはなにか

 

■ 「OJTトレーナーがいる」と6割超が回答。「面談頻度について」は、「やっていない」「1ヶ月に1回」「2~3ヶ月に1回」が約5割と増加(参照:参考グラフ⑥)
『OJT トレーナーがいるか』を聞いたところ、「いる」と61.0%が回答した。前年同月と比較すると3.6ptの増加となったことから、育成に力を入れる会社が 増えていることが分かる。しかし、OJTトレーナーがいながらも、面談を「やっていない」、実施は「1ヶ月に1回」「2~3ヶ月に1回」を合わせると 45.2%と約半数にものぼった。現場では、育成体制がありつつも、育成に必須とされるOJTトレーナーとの面談が不十分なため、進捗を確認し合い、成長 へと確実に繋げることがしにくい状況になっていることがうかがえる。

 

参考グラフ⑥ OJTトレーナーはいますか
※OJTトレーナーとは:人事部所属ではなく現場の社員であり、日々の仕事を通じて仕事に必要な知識やスキルを、新入社員に教える人。教育担当ともいう

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【『2014年マイナビ新入社員意識調査 ~3カ月後の現状~』概要】
○調査期間/2014年6月30日~2014年7月4日  ○調査方法/記入選択式アンケート調査
○調査対象/新入社員研修フォローアップ講座(マイナビ実施)に参加した各企業の新入社員 1,241名
※調査結果の詳細はマイナビ研修サービスHP(http://hrd.mynavi.jp)で公開しています
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社長室 広報部
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e-mail:koho@mynavi.jp

◆ 本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社マイナビ http://www.mynavi.jp/ /7月24日発表・同社プレスリリースより転載)