ニュース
人事サービス その他人事サービス
掲載日:2011/07/25

アイティメディア、「@IT自分戦略研究所 読者調査」を実施
ソーシャルサービス関連企業への“転職潜在層”は40%以上

~@IT自分戦略研究所、2011年度のITエンジニア転職意識調査結果を発表~

アイティメディア株式会社
(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大槻利樹)は、2011年5月17日から6月5日までの期間、ITエンジニアを対象とした「@IT自分戦略研究所 読者調査」を実施し、ITエンジニアの転職意識について調査しました(有効回答数:901件、回答者平均年齢:38.7歳。Webページ上での自己回答式)。

※ グラフ入りのプレスリリースはこちら
 

■ 全体の16.8%が転職に意欲的、40%以上がソーシャルサービス関連企業に関心あり
回答者全体の転職意向については、「現在、転職活動中である」「半年以内の転職を考えている」「1年以内の転職を考えている」という“転職意欲層”が、全体の16.8%でした[単数回答]【図1】。

また近年、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)企業・ソーシャルアプリプロバイダがその成長に伴いITエンジニアの採用を活発に行っていることから、本調査ではソーシャルサービス関連企業への転職意向についても尋ねました。その結果、全体の3.1%が「転職活動中」または「情報収集をしている」という“転職顕在層”で、41.5%が「現在は転職を考えていないが、良い話があれば考えてみたい」という“転職潜在層”であることが分かりました[単数回答]【図2】。転職希望理由としては「今までと違ったことができそう」(44.0%)、「スキルアップにつながりそう」(42.8%)、「これから伸びると思うから」(38.1%)の順となっています[選択式 複数回答]【図3】。

【図1】 転職意向[単数回答]
【図2】 SNS企業・ソーシャルアプリプロバイダへの転職意向[単数回答]
【図3】 SNS企業・ソーシャルアプリプロバイダへの転職を希望する理由の比較[複数回答]


■ 転職してみたい企業の1位はグーグル、「技術力がありそう」なイメージの企業が人気
“転職してみたい企業”は、回答数の多い順に、1位「グーグル」、2位「日本マイクロソフト」、3位「日本アイ・ビー・エム」となりました[複数回答]【表1】。上位3社を選択した回答者にその理由を聞いてみると、1位のグーグルは、回答数の多い順に「技術力がありそう」(66.0%)、「優秀なエンジニアがいるから」(65.0%)、「仕事内容が魅力」(59.0%)という結果でした。2位の日本マイクロソフトは、「スキルアップにつながりそう」(64.3%)、「技術力がありそう」(59.5%)、「仕事内容が魅力」(57.1%)、3位の日本アイ・ビー・エムは、「給料や福利厚生が良さそう」(60.7%)、「技術力がありそう」(57.1%)、「スキルアップにつながりそう」(50.0%)が上位となっています [選択式 複数回答]【図4~6】。昨年の調査結果から引き続き、「技術力がありそう」かどうかが、転職してみたい企業を選択する際の大きな理由となっています。

また、ソーシャルサービス関連企業としては、回答数の多い順に「サイバーエージェント」(12位)、「ディー・エヌ・エー」(20位)、「ミクシィ」(20位)などの企業が挙げられました。

【表1】“転職してみたい企業”上位[複数回答]
【図4~6】“転職してみたい企業” 上位3社の選択理由[複数回答]
 

本調査は、当社が運営するITエンジニアのスキルアップ/キャリア形成支援メディア「@IT自分戦略研究所」の読者を対象に2001年から実施しているものです。調査結果の詳細は、@IT自分戦略研究所内の記事「エンジニアは脱SIを目指すか? 4割強がソーシャル業界への転職に興味あり」に掲載しています。

関連する調査結果として、アイティメディアが2010年11月に発表した調査結果(*1)では、ITエンジニアの7割以上がスマートフォン/ソーシャルアプリの開発に興味を持っていることが分かっています。当社では、ITエンジニア向けの技術情報メディア「@IT (アットマーク・アイティ)」内に、スマートフォンとソーシャルアプリ開発に関する技術情報を扱うフォーラム「@IT Smart & Social(スマート・アンド・ソーシャル)」を設けて、この分野におけるITエンジニア向けの情報提供を積極的に行っています。

アイティメディアは、本調査の結果や回答者の意見をもとに、今後もITエキスパートの成長支援に注力していきます。


*1 2010年11月4日発表 「ITエンジニアの7割以上がスマートフォン/ソーシャルアプリの開発に関心示す


■ 調査概要
調査件名 : @IT自分戦略研究所 読者調査 2011年前期版
調査方法 : Webページ上での自己回答式
調査対象 : 当社の運営する「@IT自分戦略研究所」の読者
調査期間 : 2011年5月17日~6月5日
有効回答数 :901件

出典 : 「@IT自分戦略研究所 読者調査 2011年前期版」


◆ 本リリースの詳細はこちらをご覧ください。

(アイティメディア株式会社 http://corp.itmedia.co.jp/ /7月25日発表・同社プレスリリースより転載)