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人事サービス 人材育成・研修
掲載日:2011/01/20

日本能率協会マネジメントセンター
「IEによる現場マネジメント基本コース」 eラーニングライブラリにて開講
ものづくり産業を支える次世代に向け、生産管理技術の基礎教育を提供

株式会社日本能率協会マネジメントセンター(代表取締役社長:長谷川隆、東京都港区、以下JMAM [ジェイマム])は、eラーニングライブラリ※1の新コースとして、『IEによる現場マネジメント基本コース』を2010年12月より開講しました。

IE(インダストリアルエンジニアリング)は、日本のものづくり産業を支えてきた生産管理技術のひとつです。高度成長期には、国内において改善や生産性向上、コストダウンをはかるために数多くの管理手法が提唱・実践されてきましたが、これらはIEの考え方を基礎としたものです。

しかしながら、こうした知識を有する団塊世代の退職や、生産拠点が国内から新興国にシフトするなどの環境変化に伴い、現場を支える新たな世代に対して管理技術の習得が求められています。経済産業省発表の「平成21年度 ものづくり白書」※2でも、生産現場の技能者に求められる知識・技能として「生産工程を合理化する知識・技能」がトップに挙げられています。

『IEによる現場マネジメント基本コース』は、こうした生産管理技術の基礎となるIEについて、その歴史を紐解きながら基本的な考え方を学び、IEによる生産性向上の具体的な手法について、事例を中心にわかりやすく解説します。eラーニングは、音声やアニメーションで構成されており、特に若手技術者に対して、「わかりやすく学べる教材である」という評価を得ています。

特に本コースでは、「作業改善」の例として改善前後の「作業者の手の動き」をアニメーションで比較したり、「ワークメジャメント」と「メソッドエンジニアリング」といったIEの基本的手法を事例で解説するなど、eラーニングの特長を活かした構成になっています。また、国内外の場所や時間を問わず、インターネット経由で生産管理技術の基礎を一斉に教育することが可能です。

日本能率協会グループでは、1942年の設立当初から、欧米の先進の生産管理技術を国内向けにローカライズして普及させることで、日本のものづくり産業の基盤づくりと高度成長を支えてきました。本コースは、こうした生産管理技術の普及を手がけている 日本能率協会コンサルティング監修のもとに開発しました。JMAMでは、ものづくり産業へのさらなる貢献とその技能伝承を支えるべく、今後も様々なサービスを展開していく予定です。

※ 1.「eラーニングライブラリ」とは
JMAMが提供する「eラーニングライブラリ」は、1年間の契約期間中、全社員がライブラリに集約された全89コースのeラーニングを何度でも受講することができる研修システムです。料金体系は受講者数に応じた定額制のため、学習する回数が多いほどコストパフォーマンスが高くなります。「IEによる現場マネジメント基本コース」は本ライブラリ内の1コースとして、新たにラインナップされました。

(1) 「マネジメント系」から「技術系」までカバーした充実のコースラインナップ
JMAMのeラーニングは、「ビジネススキル」「ビジネスリーダー」といった新入社員から管理職までの階層別コースや、「コンプライアンス」「メンタルヘルス」といった目的別コースに加え、「電気」「化学」「設備保全」といった専門的なコースまで、幅広いシーンや目的に対応しています。全てのコースは、「マネジメント系ライブラリ」「技術・技能系ライブラリ」「全コースライブラリ」の3つのライブラリに集約されており、幅広いテーマのeラーニングを一括で導入することができます。また、短時間でポイントを理解できるように、各コースはアニメーションや実写映像を交えたケースススタディで構成されています。

(2) 多彩な活用シーンに最適な“ライブラリ方式”
ライブラリとして開放することで、受講者は自分に最適なコースを時間などの制限を受けずに学習することができようになり、“自ら学ぶ”風土づくりに役立ちます。また、研修内容の事前学習や振り返りのツールとして活用したり、OJTのフォローツールとして育成プログラムに組み込むなど、教育担当者が研修ニーズに合わせて指定した受講プログラムを受講者に提供することも可能です。


※2.「平成21 年度ものづくり白書の骨子」 経済産業省・厚生労働省・文部科学省2010 年 ならびに「変化する経済・経営環境下での技能者の育成・能力開発に関する調査」(独)労働政策研究・研修機構2010 年


株式会社日本能率協会マネジメントセンター http://www.jmam.co.jp/ /同社プレスリリースより転載