採用活動における連絡手段の実態を調査
新卒採用における連絡手段、企業は「電話・メール」中心。一方、学生の約76%は「SNS」を使用
── 調査で明らかになった採用現場のコミュニケーションギャップ
採用活動において、応募者との円滑なコミュニケーションは選考の質やスピードを左右する重要な要素です。
しかし近年、「応募者からの返信が遅い」「連絡がつきにくい」といった声を採用現場で耳にする機会が増えています。こうした課題の背景には、企業と学生の間で利用している連絡手段に大きなギャップが存在している可能性があります。
株式会社アイシス(東京都渋谷区、以下「アイシス」)が実施した最新の調査結果をもとに、採用活動における連絡手段の実態を明らかにするとともに、その課題と、アイシスが提供する採用管理ツール「らくるーと」による解決の方向性を紹介します。
調査結果
①応募者・内定者との連絡手段、企業側は「電話・メール」が主流
まず、「応募者との連絡手段」について尋ねたところ、「電話」が62.7%、「メール」が56.3%と、いずれも過半数を超える結果となりました。
一方で、「LINE」を利用している企業は33.6%にとどまり、ナビサイトと同程度の水準にとどまっています。
同様に、「内定者との連絡手段」を見ても傾向は変わらず、「電話」(62.9%)、「メール」(58.6%)が引き続き中心で、「LINE」は31.1%と、応募者対応時よりもわずかに低下しました。
応募から内定後まで、企業側の連絡手段は従来型が中心であることが分かります。
②学生の約76%が「SNS」を日常の連絡手段として最も利用
一方、学生を対象に行った調査では、まったく異なる実態が明らかになりました。
「普段の連絡手段として最も利用する媒体」を尋ねた設問では、「SNS」が76.2%と圧倒的多数を占めています。
「電話」(9.2%)、「メール」(11.1%)はいずれも1割前後にとどまり、学生にとって電話やメールは、日常的な連絡手段ではないことがうかがえます。
この結果から、企業が主に使っている連絡手段と、学生が普段使っている連絡手段との間に、明確なギャップが存在していることが浮き彫りになりました。
考察:返信遅延は「意欲」ではなく「連絡設計」の問題
今回の調査結果は、「学生の返信が遅い」「反応が悪い」といった課題が、必ずしも学生の志望度や姿勢だけに起因するものではない可能性を示しています。
学生の生活導線にない電話やメールを主な連絡手段としている場合、
・気づくまでに時間がかかる
・確認や返信の優先度が下がる
といった状況が生じやすくなります。
採用コミュニケーションの課題は、担当者個人の努力で解決するものではなく、「どの手段で、どのように連絡を取るか」という仕組みの問題として捉える必要があると言えるでしょう。
LINE活用の鍵は「個人対応」ではなく「仕組み化」
こうした課題に対する一つの選択肢として注目されているのが、 LINEを採用業務に組み込み、連絡を仕組み化するアプローチです。ただし、個人アカウントによる属人的なLINE対応は、情報管理や引き継ぎ、セキュリティ面でのリスクも伴います。
その点、LINEに特化の採用管理ツール「らくるーと」のように、応募者情報と連動した形でLINE連携が可能なツールであれば、学生の利用習慣に合わせながら、企業側の管理負担や不安を抑えた運用が可能になります。
【調査概要】
調査目的:直近3年以内の新卒採用経験者を対象に、採用活動における応募者とのコミュニケーション実態を把握するため
調査方法:インターネット調査(Fastask)
調査実施日:2025年11月7日(金)
調査対象・サンプル数:採用経験者 437名(全国)
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社アイシス /1月27日発表・同社プレスリリースより転載)