『人事コラム集 人材育成とイノベーションの勘所40』（吉岡宏敏）が、アマゾンより刊行されました。

人を成長させ会社をイノベーションする「快楽労働」のすすめ。

ベテラン組織人事コンサルタントが描く、「ヒトと組織」の奇妙でやっかいでときに幸せな関係を解きほどく斬新な視点と使えるワザ満載の人事コラム集。

人事機能とは、人が組織で働くうえでのOSだ。人がただ集まるのではなく「組織」されることで、個々人の能力限界を超えて、社会に対してコトをなそうとするそもそもの目論見も、人事機能なしには具現化しえない。そのうえで、働く人々は、会社の仕事に生活すべてを没入させているわけでもなく、また、生活費を稼ぐためだけに９時５時の時間売りをしているわけでもない。「たかが仕事されど仕事」とうそぶきながら働く人々が、「されど仕事」そのものを愉しみ、その意義を自分事とし全力で取り組める会社にするには組織人事としてどうするか。そんな問題意識で書かれてきたコラムを、4テーマでまとめている。

①能力と育成
②経営とリーダーシップ
③役割と評価
④イノベーション

①と②では、組織で必要とされるさまざまな能力――仕事をする能力、マネジメントやリーダーシップの能力、また組織と人を統制する経営能力――を話題にする。③と④では、機能分業と権限階層という企業組織のなかで人々に与えられる「役割とその評価」のもつ効用と、そうした機能分業と権限階層からは原理的に生まれないであろうイノベーションを話題にする。

ただ、能力といっても人事考課項目にあるような能力を、どう育成するかといった目的的・管理的な方法や、スタティックな制度論や組織論にもとづく人事機能には一切触れていない。大事なことは、多様な人々が相互作用するダイナミズムや場の創発性。そのコトワリと醍醐味にこそあるからだ。

■本書の概要
人事コラム集 人材育成とイノベーションの勘所40
著者：吉岡宏敏
発売日：2024/9/27
価格：1,320円（本体1,200円＋税）
ISBN：979-8340286062
ページ数：143ページ

◆書籍の詳細は、こちら（Amazon）をご覧ください。