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掲載日:2024/10/02

転職求人倍率:2024年8月

doda転職求人倍率
2024年8月は2.83倍(前月差+0.09ポイント)
~夏季休暇の影響により転職希望者数は減少、転職求人倍率は統計史上2番目に高い値に~


パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda(デューダ)」(編集長:桜井 貴史)は、2024年8月の転職求人倍率をまとめた「doda転職求人倍率」を発表いたします。

doda転職求人倍率は、中途採用市場における需給バランスを表すもので、dodaの会員登録者(転職希望者)1人に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。 <算出式※:求人数(採用予定人員)÷転職希望者数>※分子・分母はdoda独自の定義により算出したものです。

■2024年8月の概況
・転職求人倍率
2024年8月の転職求人倍率は、前月から+0.09ポイントの2.83倍となりました。求人数は前月比99.7%、前年同月比117.5%となりました。転職希望者数は前月比96.7%、前年同月比99.2%でした。

・求人数増加率
求人数は、業種別では12業種(「その他」は除外)のうち4業種で前月から増加しました。最も増加率が大きかったのは「金融」(前月比102.9%)、次いで「レジャー・外食」(前月比101.5%)でした。職種別では11職種(「その他」は除外)のうち5職種で前月から増加しました。最も増加率が大きかったのは「事務・アシスタント」(前月比102.6%)、次いで「販売・サービス」(前月比102.1%)でした。

■解説と今後の見通し(doda編集長:桜井 貴史)
・2024年8月の解説
業種別では「金融」でIT推進に向けてエンジニアの求人が増加傾向
8月の求人数は前月比では微減したものの、高い水準が続いています。業種別で増加率が大きい「金融」では、ここ数年、中途採用に力を入れている企業が多く、下期以降の体制強化に向けた求人が増加しています。特に業務効率化のためのIT推進や、新サービスの開発運用などを行うエンジニアのポジションで求人が増加しました。また、ITでは補えない業務を行うための人員需要も続いており、事務・アシスタントの求人も増加しました。一方、転職希望者数は、例年夏季休暇の影響により8月は転職活動を休止する傾向が見られるため、今年も減少しました。求人数より転職希望者数の減少幅が上回ったため転職求人倍率は上昇し、統計史上2番目に高い数値となりました。

・9月以降の見通し
9月の求人数は、引き続き少子高齢化による慢性的な労働力不足や事業成長に向けた体制強化のために、採用に積極的な企業が多いことが予想され増加が見込まれます。転職希望者数は、9月ごろから年末の退職に向けて転職活動を始める人が増えるため、増加すると予想されます。求人数より転職希望者数の増加幅が上回ることが予想され、転職求人倍率は下降するでしょう。

 

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

(パーソルキャリア株式会社 /9月19日発表・同社プレスリリースより転載)