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掲載日:2023/09/11

2024年卒大学生 活動実態調査(8月)

内定式の実施形式は「対面」が84.5%で前年より18.4pt増加。内定式は「他の内定者と仲良くなれるか」「社員とうまく話せるか」など、当日のコミュニケーションに不安

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2024年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2024年卒大学生 活動実態調査(8月)」の結果を発表しました。

【TOPICS】
・2024年卒業予定の大学生・大学院生の8月末時点での内々定率は83.9%
・内定式について詳細な連絡を受けている学生は41.0%で、前年より10pt以上増加。実施形式は「対面」が前年比18.4pt増の84.5%で最も多く、日程は10月2日(月)が最多に
・内定式に向けて不安なことや気がかりなことは「他の内定者と仲良くなれるか」、「内定先の社員とうまく話せるか」が多く、当日のコミュニケーションに不安を抱く学生が多数。
・内定式に関する希望は「懇親会など交流の機会」などの定番のものや、「部署や配属」、「福利厚生や社内制度」など、説明会や選考で詳しく聞けなかった情報を確認したいという声も

【調査概要】
2024年卒業予定の大学生・大学院生の8月末時点での内々定率は前月比2.0pt増の83.9%、平均内々定保有社数は前月同値の2.5 社だった。7月同様、内々定率・平均内々定保有社数ともに高い割合で推移している。

内々定を得た学生に8月末時点で入社予定先の企業から内定式に関する連絡を受けたかを聞いたところ、「実施形式など詳細について連絡を受けている」が前年比11.1pt増の41.0%で、実施形式は「対面形式で実施される予定」が84.5%で前年よりも18.4pt増えた。2022年卒調査ではコロナ禍の影響が残り「オンライン形式」の回答が多かったが、前年2023年卒調査で「対面形式」が増え逆転した。オンライン形式での実施も12.2%だが、対面形式での実施が増加傾向となっている。また、日程については10月2日(月)予定との回答が64.6%で最多だった。

内々定を得た学生に、内定式に向けて不安なことや気がかりなことがあるか聞いたところ、最も多かったのは「他の内定者と仲良くなれるか」(61.1%)だった。次いで「内定先の社員や役員とうまく話せるか」(52.2%)で、内定式当日の内定者同士や社員とのコミュニケーションに不安を感じる学生が多いようだ。そのほか「服装や髪形はどうしたらいいか」(27.6%)や「当日のタイムスケジュールや持ち物などの詳細がわからない」(25.6%)、「自分の他に何名の内定者が出席するのか」(19.1%)など、当日の様子を具体的にイメージして臨みたいという心情がうかがえる。

内定式に関する希望を自由記述で聞いたところ、最も多かったのは「内定者同士の懇親会や交流イベント」を求める声で、「相手が分かるように名札をつけたり、テーマトーク等で初めまして同士でも話しやすい雰囲気があるもの(が良い)」や「内定式で座る場所が自分と関連のある趣味の人や同じコースの人などが近くにいると良いと思う」という意見があった。そのほか、「業務や福利厚生、手当などについて、懇談会や会社説明会では詳しく聞けなかったことをより細かく教えて欲しい」、「働き方や福利厚生などをこれまでよりも詳細に、できる限りギャップを感じないように取り繕わずに教えて欲しい」など、入社後の自身の働き方や生活を具体的にイメージできる情報を知りたいという声も挙がった。

【調査担当者コメント】
内定式について学生が抱える不安や気がかり、希望することを調査しましたが、内定者同士や先輩社員とのコミュニケーションへの不安のほかに、福利厚生や配属先など説明会や選考では詳しく聞けなかった情報を改めて確認したいという希望も見られました。
内定式の実施においては、当日の流れや出席する社員・学生の人数などの概要を事前に伝えたうえで、趣味や配属先といった共通点のある内定者同士の接点を増やすなど、当日のコミュニケーションが円滑になる工夫が望まれます。また、学生と年齢の近い若手社員を参加させることで入社後の業務や新生活の準備について気軽に相談しやすくなるでしょう。学生が抱く入社後の「人間関係への不安」や「働き方や生活への不安」を軽減できるような情報提供をすることで、職場環境へのイメージと期待を具体的に膨らませることができるような配慮が重要だと考えます。


【調査概要】「マイナビ 2024年卒大学生 活動実態調査(8月)」
○調査期間/2023年8月25日(金)~8月31日(木)
○調査方法/マイナビ2024の会員に対するWEBアンケート
○調査対象/2024年3月卒業見込みの全国の大学生、大学院生
○調査機関/自社調べ
○有効回答数/1,982名(文系男子450名 文系女子797名 理系男子385名 理系女子350名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。

 

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

(株式会社マイナビ / 9月7日発表・同社プレスリリースより転載)