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掲載日:2019/09/10

2019年8月の転職求人倍率は前月比+0.31ポイントの2.79倍。「技術系(IT・通信)」、「技術系(建築・土木)」の求人倍率が2014年以来の最高値を更新~「doda 転職求人倍率レポート」:パーソルキャリア

総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎)が運営する転職サービスdoda(デューダ)は、2019年8月の転職求人倍率をまとめた「doda 転職求人倍率レポート」を発表しましたのでお知らせします。

※転職求人倍率は、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すもので、dodaエージェントサービス登録者(転職希望者)1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。

<算出式:転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷転職希望者数>


■2019年8月の概況

2019年8月の転職求人倍率は、前月比+0.31ポイントの2.79倍となりました。求人数は前月比99.5%、前年同月比109.6%となりました。転職希望者数は前月比88.5%、前年同月比109.9%でした。

業種別では、「その他」以外の8業種のうち「金融」(前月比103.2%)、「サービス」(前月比101.6%)の2業種で求人数が増加しました。職種別では、11職種のうち「企画・管理系」「技術系(IT・通信)」「技術系(メディカル)」を除く8職種で求人数が増加しました。求人の増加率が特に高かったのは、「販売・サービス系」(前月比103.7%)、「技術系(電気・機械)」(前月比101.3%)でした。

 

■解説 ~「技術系(IT・通信)」、「技術系(建築・土木)」の求人倍率が高騰。年末にかけて転職希望者数は増加見込み~

8月は求人数・転職希望者数ともに前月比で減少しましたが、例年同様お盆期間中に転職活動をする人が減り、転職希望者の減少幅が大きかったことが求人倍率上昇の要因となりました。求人倍率は高い水準を維持しており、転職希望者にとって優位な状況が続いています。職種別にみると、「技術系(IT・通信)」の求人倍率は10.83倍、「技術系(建築・土木)」の求人倍率は6.04倍となり、2014年4月以来の最高値となりました。これらの職種では、世の中の需要の高まりを受け求人数は増加傾向が続いていますが、転職希望者は横ばいのため、求人倍率が高騰しています。

9月以降は、下半期に採用予定の求人が出始める一方、上半期で採用が充足した求人が終了になることが予想されるため、求人数は横ばいとなる見込みです。求人倍率は、9月頃から年内の退職に向け、転職活動を始める人が増加するため、年末にかけて下降が続くことが想定されます。(doda編集長 大浦 征也)

 

※dodaサイトでご覧いただける「doda転職求人倍率レポート」では、詳細なデータや考察を掲載しております。
※調査は2008年より行っております。過去のデータをご覧になりたい場合は、広報部までお問い合わせください。

 

<本件に関するお問い合わせ>
パーソルキャリア株式会社 広報部
03-6757-4266(受付時間 平日 9:00~18:00)  |  お問い合わせ

 

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

(パーソルキャリア株式会社 https://www.persol-career.co.jp/ /9月9日発表・同社プレスリリースより転載)