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掲載日:2019/01/24

離職経験者の42.3%が「1年未満」の早期離職。離職理由の1位は「上司・同僚などの職場の人間関係」37.5%が最多~『アルバイト・パートスタッフの離職に関するアンケート調査』:ディップ総合研究所

総合求人情報サイトを運営するディップ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:冨田英揮、以下ディップ)のディップ総合研究所は、3年以内にアルバイト・パートの仕事を経験した15~69歳の男女に対して、「アルバイト・パートスタッフの離職に関するアンケート調査」を実施しました。

人手不足が常態化するなか、良い人材の採用に加え、採用した人に長期就業・長期活躍してもらうことも企業にとって重要なテーマとなっています。そこで本調査では、3,121人へのアンケートから、早期離職の割合や離職理由、長期就業に有効な制度など、アルバイト・パートスタッフの定着には何が必要なのかを明らかにしました。

調査期間:2018年10月10日~2018年10月12日


【調査結果概要】
1. 長期就業前提の仕事を離職した人のうち4割が1年未満、2割が半年未満に離職
2. 離職検討者は実際の離職経験者の約2倍、離職検討者の2人に1人が就業後半年未満に「辞めたい」と思っている
3. 離職理由1位は人間関係、「人間関係」「制度・条件」「仕事内容」「研修・教育」の4テーマが重要なポイント
4. 最も影響度が高い制度は「自分が働きたい日・時間に、自由に出勤可能な制度」


【調査結果】
1.離職のタイミング
◆長期就業前提の仕事を離職した人のうち4割が1年未満、2割が半年未満に離職

アルバイト・パート経験者3,121人の調査で、およそ4割にあたる1,400人が「直近3年以内に、長期就業前提の仕事の離職経験がある」と回答しました。
さらに離職経験者1,400人に「離職したタイミング」について尋ねたところ、「就業1年未満」42.3%、「半年未満」23.3%となり、早期の段階で離職していることがわかりました。


2.離職したいと思ったことがある人の検討タイミング
◆離職検討者が実際の離職経験者の約2倍

 離職検討者の2人に1人が就業後半年未満に「辞めたい」と思っている
3,121人のうち、81%にあたる2,527人が「仕事を辞めたいと思ったことがある」と回答し、実際の離職経験者1,400人の約2倍となりました。さらに、離職検討者2,527人のうち48.2%が就業後半年未満に「辞めたいと思った」ことがあると回答。


3.離職理由
◆離職理由1位は人間関係、「人間関係」「制度・条件」「仕事内容」「研修・教育」の4テーマが重要なポイント

離職経験者および離職検討者あわせて2,527人に離職・検討理由を尋ねたところ、「上司・同僚などの職場の人間関係」37.5%が最多となり、テーマ別では「人間関係」「仕事内容」「研修・教育」「制度・条件」が上位を占めました。
サイト内の記事では、4つのテーマについてそれぞれ“何が長期就業に大きく影響するのか”を分析しています。


4.よく聞く「人事制度」や「福利厚生」、就業者の評価とは
◆実際に企業で活用されている11個の制度/福利厚生の長期就業影響度を公開

実際に企業が活用しているアルバイト・パート向けの制度・福利厚生をディップ独自で集め、そのうち11個の制度について、長期就業継続にどの程度影響するか尋ねました。最も影響度が高い制度となったのは「自分が働きたい日・時間に、自由に出勤可能な制度」で、その内訳は「とても影響する」39.9%、「ある程度影響する」30.4%「少し影響する」18.3%合わせて88.6%でした。

その他、調査の詳細は下記URLにて公開しています。
アルバイト・パートスタッフの離職事情 ~早期離職防止・長期定着に必要な対策とは~


【調査概要】
調査設計・分析:ディップ総合研究所 ディップレポート編集室 廣吉夕奈
調査手法:インターネット調査(外部調査機関)
調査対象:47都道府県在住かつ、3年以内にアルバイト・パートの仕事を経験した15~69歳の男女
調査実施時期:2018年10月10日(水)~10月12日(金)
有効回収数:3,121サンプル


<報道に関するお問合せはこちら>
ディップ株式会社 広報担当
TEL:03-6628-4070 / e-mail:info@dip-net.co.jp

 

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

(ディップ株式会社 https://www.dip-net.co.jp/ /1月22日発表・同社プレスリリースより転載)