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掲載日:2018/11/08

平成30年9月分の現金給与総額は前年同月比1.1%増。所定外労働時間は3.6%減。常用雇用は1.1%増~毎月勤労統計調査平成30年9月分結果速報(厚生労働省)

厚生労働省は毎月勤労統計調査平成30年9月分結果速報を、今般とりまとめましたので公表します。

 

【調査結果のポイント】

1.賃金(一人平均)
(1) 現金給与総額は、270,256円(1.1%増)となった。うち所定内給与は244,054円(0.8%増)、所定外給与は19,047円(0.4%増)、所定内給与と所定外給与を合わせたきまって支給する給与は263,101円(0.8%増)、特別に支払われた給与は7,155円(13.3%増)となった。

(2) 一般労働者では、現金給与総額は、347,013円(1.2%増)となった。うち所定内給与は310,831円(0.9%増)、所定外給与は26,111円(0.4%増)、きま って支給する給与は336,942円(0.9%増)、特別に支払われた給与は10,071円(13.2%増)となった。

(3) パートタイム労働者では、現金給与総額は、96,266円(0.5%減)となった。うち所定内給与は92,688円(0.5%減)、所定外給与は3,035円(2.0%減)、きまっ て支給する給与は95,723円(0.6%減)、なお、時間当たり給与は1,136円(2.1%増)となった。

(4) 実質賃金指数(現金給与総額)は、84.3(0.4%減)となった。(消費者物価指数(持家の帰属家賃を除く総合)の前年同月比は、1.4%上昇)

(5) 共通事業所による現金給与総額は、0.2%増となった。(※) うち所定内給与は0.5%増、きまって支給する給与は0.6%増となった。 また、一般労働者、パートタイム労働者、各々の現金給与総額は、0.1%増、前年同月と同水準となった。

 

2.労働時間(一人平均)
(1) 総実労働時間は、139.3時間(3.3%減)となった。 うち所定内労働時間は128.8時間(3.2%減)、所定外労働時間は10.5 時間(3.6% 減)となった。出勤日数は、18.1日(0.5 日減)となった。 また、製造業の所定外労働時間の前月比(季節調整済指数)は、0.2%増となった。

(2) 一般労働者では、総実労働時間は、163.6時間(3.5%減)となった。うち所定内労働時間は149.6 時間(3.4%減)となった。

(3) パートタイム労働者では、総実労働時間は、84.1時間(2.5%減)となった。うち所定内労働時間は81.6時間(2.5%減)となった。

 

3.雇用
(1) 常用雇用指数は、106.7(1.1%増)、一般労働者では106.2(1.0%増)、パートタイム労働者では107.9(1.7%増)となった。

(2) パートタイム労働者比率は、30.63%(0.15ポイント低下)となった。

(注)平成30年9月分結果速報の数値は、確報で改訂される場合があります。

 

《特別集計》平成30年夏季賞与(一人平均)
今年の6~8月の「特別に支払われた給与」のうち賞与として支給された給与を特別集計すると、平成30年夏季賞与は383,879円となり、平成29年夏季賞与に比べ4.7%増とな った。

 

※ 平成30年1月に標本の部分入替えや基準とする母集団労働者数の更新を行ったことにより、賃金と労働時間の前年同月比には、一定の断層が含まれます。このため、断層の影響を除いた共通事業所による前年同月比を参考提供しています。今回の結果の詳細やこれらの変更が賃金水準等に与える影響については、別添概況をご覧ください。

 

概況 [825KB]
報道発表資料 [137KB]

 

<照会先>
政策統括官付参事官付雇用・賃金福祉統計室
統計管理官 野地 祐二
室長補佐 村木 幸広
企画調整係
(代表電話) 03(5253)1111 (内線 7609,7610) 
(直通電話) 03(3595)3145

 

詳しくはこちらをご覧ください。

(厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/index.html /11月7日発表・報道発表より転載)