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掲載日:2016/11/17

「これまで社会保険に加入していなかったが新たに加入する」と回答した方は18%。そのうち半数が「保険料の負担増のため働き方を変えた」と回答~『社会保険に関わる法改正意識調査』(エン派遣調べ):エン・ジャパン

人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木  孝二)が運営する日本最大級の派遣のお仕事まとめサイトエン派遣上で、サイトをご利用いただいている20代以上の女性でこれまで社会保険に加入していない方を対象「社会保険に関わる法改正」についてアンケート調査を行ない、1,207名から回答を得ました。以下、概要をご報告します。

 

■調査結果 概要
★ 社会保険に関わる法改正について、詳細を知っている方は23%。
★ 今回の法改正を受け、 5人に1人が「これまで社会保険に加入していなかったが、新たに社会保険の対象になり加入する」と回答。そのうち51%が「保険料の負担増のため働き方を変更した」と回答。
★ 改正後も社会保険に加入しない働き方を選択すると回答した方のうち、24%が「加入対象から外れるために時間や収入を減らすよう働き方を変更」。
★ 法改正について「経済的な負担が増える」ことへの不安多数。

 

■調査結果詳細

1:社会保険に関わる法改正の詳細を知っていた方は23%
2016年10月に社会保険に関わる法律が改正されました。今回の法改正を知っているかについては「詳細を知っていた」と回答した方は23%でした。「なんとなく知っていた」(45%)、「知らなかった」(33%)が大半を占めており、法改正の周知が進んでいないと言えそうです。また、年代別でみると20代では54%が「知らなかった」と回答しています。

 

2:今回の法改正を受けて、5人に1人が「これまで社会保険に加入していなかったが新たに社会保険の対象になり加入する」と回答。そのうち51%の方がが「保険料の負担増のため働き方を変更した」と回答
現在就業中の方に、法改正への対応を伺ったところ、18%の方が「これまで社会保険に加入していなかったが、新たに社会保険の対象になり加入する」と回答しました。また、新たに加入すると回答した方に、法改正を受けて働き方を変えるか伺ったところ、半数以上が「保険料の負担が増すので労働時間を増やすなど収入を増やすよう働き方を変えた」(51%)と回答しました。

一方、31%の方が「新たに加入対象になったが、働き方を変えない」と回答。特に、20代は36%、30代は56%と、この選択肢の割合が高くなっており、手取り収入が減ったとしても、家事や子育ての両立を考えて労働時間を増やすことに抵抗感があるものと考えられます。

 

3:「改正後も社会保険に加入しない働き方を選択する」と回答した方のうち、加入対象から外れるために時間や収入を減らすよう働き方を変えた方は24%
これまでも改正後も社会保険に加入しない働き方を選択する、と回答した方に「法改正を受けて働き方を変えましたか」と伺ったところ、24%の方が「新たな加入対象から外れるために、収入を減らすよう働き方を変えた」と回答しました。今回の法改正によって、4人に1人が従来よりも労働時間や収入を抑制せざるを得ない状況になっていることがわかります。

 

4:法改正について「経済的な負担が増える」ことへの不安多数
今回の改正や今後について、気になることや不安なことを伺ったところ、多くの方が挙げたのは『経済的な負担が増える』という点。『子供がいて働けない状況なので困る』、『勤務先の決まりで時間を延長できないので、収入が減ることが心配」などの声が多く寄せられました。

この他、『制度がわかりにくく理解が難しい』、『実際に生活にどれだけ影響するのかが見えない』といった周知不足に対する指摘や、『企業の負担が増えることにより採用を控えるのでは』といった点を不安視する意見も見られました。

 

【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『エン派遣』を利用しているユーザー
■有効回答数:20代以上の女性1,207名
■調査期間:2016年9月27日~2016年10月26日

 

<お問い合わせ先>
エン・ジャパン株式会社
広報担当:森本、大原、松田
TEL:03-3342-4506 FAX:03-3342-4507
E-mail:en-press@en-japan.com

 

◆ 本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

(エン・ジャパン株式会社 http://corp.en-japan.com/ / 11月14日発表・同社プレスリリースより転載)