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掲載日:2016/05/31

怒られたことがある部下の5人に1人が「1年以上」も感情を引きずる!離職者のうち57%が上司の怒り方次第で「離職を防げた」と回答~『怒りの感情が業務に及ぼす影響に関する調査』:日本アンガーマネジメント協会

怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング「アンガーマネジメント」の普及を行う、一般社団法人日本アンガーマネジメント協会(所在地:東京都港区、代表理事:安藤俊介)は、2016年3月11日(金)~14日(月)に「怒りの感情が業務に及ぼす影響」に関する調査をインターネットを通じて実施致しました。

調査は、社員(職員)100人以上の企業(団体)に勤める正社員(正職員)の男女とコールセンター勤務の男女に対して行い、部下・後輩に怒った者および顧客に怒った者(A)515名、上司・先輩に怒られた者および顧客に怒られた者(B)774名から回答を得ました。

この度調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申しあげます。

 

<調査結果ダイジェスト>

■【「怒った(怒られた)こと」とパワハラの関係性について】
怒られた部下が上司に対して「パワハラだと感じる」のは53.8%。
一方、怒った側が「パワハラだと感じている」のはわずか16.7。3倍以上の認識のズレが!

■【怒った(怒られた)後の上司と部下の関係性について】
怒られた部下の多くは、その後「業務に支障をきたす」が、怒った側の上司の58.7%は、「特になんとも思っていない」!

■【怒った(怒られた)後の感情の継続期間について】
怒った後の感情の継続期間に明確な差!
怒られた部下の、5人に1人が1年以上引きずるっている!
さらに、関係が回復したのは僅か7.6%! 76.9%は昔の関係に戻っていない。

■【怒られ方と離職者について】
怒り方で離職・異動が防げる!?
離職者のうち、57%が上司の怒り方次第で「離職を防げた」と回答。

 

調査結果 日本アンガーマネジメント協会 代表理事安藤俊介の考察>
怒る側、怒られる側で大きな意識の差があることが調査からわかりました。ごく簡単にまとめてしまえば、怒る側は怒っていることをあまり気にしておらず、怒られる側は怒っている側が思う以上に怒られていることを気にしているということです。この怒る側と怒られる側の温度の差が、業務の現場で様々な行き違いを起こしています。

怒る側は怒られる側との間に大きな意識、温度の差があることを承知した上で、怒っていることを上手に伝えられるようになることが必要です。環境変化のストレスで6月病が増えると言われるこの時期、少しでも本調査が、新管理職の皆さんをはじめとする多くの皆様のお役に立てればと思います。

 

【調査概要】
■ 調査対象 :社員(職員)100人以上の企業(団体)に勤める正社員(正職員)の男女とコールセンター勤務の男女
■ 回答サンプル :部下・後輩に怒ったことがある者および顧客に怒ったことがある者515名
上司・先輩に怒られたことがある者および顧客に怒られたことがある者774名
■ 調査地域 :全国
■ 調査方法 :インターネット調査(調査会社の登録モニター活用)
■ 調査日時 :2016年3月11日(金) ~3月14日(月)

※当リリース記載内容を記事等に使用する際は、出典元として「一般社団法人日本アンガーマネジメント協会調べ」という表記をご記載ください。
※当リリース記載のグラフ等のデータ提供のご希望がございましたらPR事務局までお問い合わせください。

 

◆本調査結果の詳細は、こちらをご覧ください。

(一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 https://www.angermanagement.co.jp/ /5月30日発表・同社プレスリリースより転載)