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掲載日:2016/05/19

ホワイトカラーの人員構成、最も厚い年齢層が40代前半~50代前半層の企業が6割に~『ホワイトカラー高齢社員の活躍をめぐる現状・課題と取組み』を発表:経団連

一般社団法人日本経済団体連合会は、「ホワイトカラー高齢社員の活躍をめぐる現状・課題と取組み」を発表しました。

 

<はじめに>
労働力人口が今後も減少するなか、性別や年齢、国籍を問わず、多様な人材の活躍推進が企業の成長戦略にとって重要となっている。なかでも高齢者については、公的年金の支給開始年齢の引上げに伴って、60歳以降の就業率が高くなっているなか、定年前後の処遇や役割の変化に対応できず、モチベーションが低下している社員への対応が、さらなる活躍推進の課題となっている。一方で、 業種や事業環境によって各企業が高齢社員に期待する仕事や役割はさまざまであり、求められる取組みの方向性は一様ではない。

本報告書は、経団連の雇用政策委員会と労働法規委員会の委員企業等を対象に実施したアンケート調査の結果と、20社に及ぶ企業事例を基に、今後増加が見込まれるホワイトカラーの高齢社員(60~65歳)をめぐる現状と課題を明らかにしながら、   課題解決に向けた効果的な取組みを取りまとめたものである。

 

【 概要 】(PDF形式)

 

【 報告書 】(PDF形式/報告書の目次は以下のとおり)
【第1部】報告書編
はじめに
Ⅰ.わが国における高齢者の雇用状況と今後の動向
 1.高年齢者雇用安定法(高齢法)に基づく雇用確保の進展
 2.高齢社員の雇用をめぐる今後の動向
Ⅱ.ホワイトカラー高齢社員の現状と課題
 1.ホワイトカラーの人員構成と高齢社員雇用の現状
  (1)人員構成
  (2)ホワイトカラー高齢社員への期待
 2.ホワイトカラー高齢社員の活躍に向けた2つの課題
  (1)定年前からの意欲の維持・向上
  (2)社内外における活躍の場の確保
Ⅲ.ホワイトカラー高齢社員の活躍推進に向けた取組み
 1.意欲の維持・向上策
  (1)役割の変化に対応するための意識改革
  (2)仕事・役割・貢献度に応じた処遇の徹底
 2.「高齢期」における活躍の場の拡大
  (1)社内(グループ企業を含む)における活躍の場の拡大
  (2)社外における活躍の場の確保・拡大(接続期の社外転進支援)
 3.活躍を促進する社内体制の整備と職場風土の醸成
  (1)高齢社員の活躍を推進する社内体制の整備
  (2)本人の意識改革を促す職場環境づくり
おわりに

【第2部】資料編
Ⅰ.企業事例

  1. 株式会社IHI
  2. 旭化成株式会社
  3. 王子ホールディングス株式会社
  4. 花王株式会社
  5. 清水建設株式会社
  6. 積水化学工業株式会社
  7. 全日本空輸株式会社
  8. 綜合警備保障株式会社
  9. 大日本住友製薬株式会社
  10. 大和ハウス工業株式会社
  11. 株式会社髙島屋
  12. 株式会社千葉銀行
  13. 東京ガス株式会社
  14. 東レ株式会社
  15. 日本電気株式会社
  16. 日本電信電話株式会社
  17. 野村證券株式会社
  18. 富士通株式会社
  19. 三菱商事株式会社
  20. 明治安田生命保険相互会社

Ⅱ.中高齢従業員の活躍推進に関するアンケート調査結果

 

 

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

(一般社団法人日本経済団体連合会 http://www.keidanren.or.jp/ /5月17日発表・同社プレスリリースより転載)