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掲載日:2015/10/01

インターワイヤード、「ストレスチェック制度」に関する意識調査結果(第2回)
~高ストレス者の面接指導、半数以上が「前向きではないが拒否はせず」~

ネットリサーチサービス『DIMSDRIVE』を運営するインターワイヤード株式会社(東京都品川区、代表:斉藤義弘)は、「ストレスチェック制度」に関する調査を実施し、ストレスチェック制度の認知、受診の意向・面接指導の受診意向等をまとめました。

今回調査は第2回目。2015年7月22~8月7日にかけて実施。
DIMSDRIVEモニターの組織勤務者965人から回答を得ています。
第1回調査は2015年3月25日~29日に実施しています。

調査結果 第2回>   
調査結果 第1回>   

 

●●ストレスチェック、義務化認知者は19.0%、3月よりわずかに上昇●●

■ストレスチェック義務化 認知率
『義務化されることを知っていた』人は19.0%であった。
前回調査(3月)の16.9%からは2.1%上昇したが、まだまだ認知率は低いと言える。
『<ストレスチェック>という名称も聞いたことが無い』という人が46.7%と、いまだ半数近くに上る。

■検査受診意向・企業への結果フィードバック意向
検査そのものは、ポジティブに『受けたい』と回答した人は28.5%で、前回調査と1ptしか変化は無かったが、前回最も『受けたい』割合が高かった【係長クラス】は、更に意向が上昇し、4割を超える41.0%が『受けたい』と回答した。
また、検査結果をお勤め先に知らせることに同意するかどうかについても、前回調査とほぼ変化が無かった。

 

●●高ストレス者の面接指導、半数以上が「前向きではないが拒否はせず」●●

■面接指導 受ける意向
自身が“高ストレス者である”と判定された際の“面接指導”については、35.6%は「受けても良い」、16.7%は「あまり受けたくはないが、仕方ない」と回答。
『前向きではないが、拒否はしない』人の割合が52.3%と半数を超えた。

「ぜひ受けたい」12.6%、「できるだけ受けたい」14.9%と、前向きな回答をした人は27.5%と3割弱にとどまり、「出来るだけ避けたい」・「絶対に受けたくない」という人は2割である。

【主任クラス】は『避けたい』人の割合が30.0%と他の役職よりもかなり高く、面接指導の受診意向が低い事がうかがえる。

■受けたい理由
「専門家(医師)に相談できるから」が最も多く44.3%、次いで「ストレスの緩和・健康を取り戻すことができそうだから」39.9%、「自分の生活を見直すいいきっかけだから」37.8%と続いた。

「受けられるものは受けておきたい」は27.8%と3割近くにのぼる一方で、「受けるべきだと思うから」は9.7%と少ない。

“受けるべきである”とは考えておらず、“受けられる機会があるなら受けておこうかな”という捉え方をしている人の方が多いようである。
「受けられるものは受けておきたい」は女性の方が値が高く、「受けるべきだと思うから」は男性の方が値が高い。

■避けたい理由
「ストレスや症状が改善するとは思えないから」27.5%、「形式的な物で、受ける意味がなさそうだから」21.1%、「仕事が忙しくて面接指導に時間を割きたくない・割けない、時間がもったいない」14.3%と続いた。
職場に知られることや評価への影響を心配する人よりも、“面接指導の効果”に疑問を持つ人が多い事がうかがえる。

■面接指導時に、診断結果を企業に知らせることは
面接指導時に必要最小限の情報が企業に提供される事について、抵抗感の有無を尋ねたところ、『抵抗は無い』人は45.1%、多少でも『抵抗がある』人は54.9%であり、意見が分かれる結果となった。
「情報を提供する事に抵抗があるため、面接指導を受けない」と回答した人は19.0%と2割近くに上る。

 

●●調査概要●●
調査方法 : インターネットを利用した市場調査
調査期間 : 2015年7月22~8月7日
有効回答数 :DIMSDRIVEモニター 組織勤務者 965人

 

■調査結果に関するお問い合わせ先■
DIMSDRIVE(ディムスドライブ)事務局    
TEL : 03-5764-3281        
Email : timely@dims.ne.jp

 

◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。

(インターワイヤード株式会社 http://www.interwired.co.jp/ /9月28日発表・同社プレスリリースより転載)