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掲載日:2014/01/21

日本マンパワー、『企業内キャリアカウンセリング白書2013』 発刊

株式会社日本マンパワー(東京都千代田区神田東松下町47-1、代表取締役:加藤智明)は、この度、「企業内キャリアカウンセリング白書2013」を発刊いたしました。
これは、これまで感覚的に語られることが多かったキャリアカウンセリングを、客観的な可視化、検証を行い、5つの効果を明らかにしたものです。

【1】 なぜ企業内キャリアカウンセリングの効果の実証を試みたのか?
大手新聞社の調査によれば、企業内にキャリアカウンセラーを配置する企業の割合は、この5年間で1.5倍に増加し、その注目度の高さをあらわしています。

しかしながら、企業の人事部門・人材開発部門の方々とお会いすると、現場からは以下のような声をお聞きします。

 『キャリアカウンセリングの効果は感覚的にはわかるものの
         実証的に表現できずに、経営陣や上司に提言しづらい』
 『キャリアカウンセリングは人材育成に役立つとうすうす感じてはいる。
     ただ組織のなかでは未だに「治療」というイメージが根強くある』

こうした背景には、企業内キャリアカウンセリングは守秘義務を遵守する性格から、個人の体験に基づいて感覚的に語られることが多く、これまで客観的な可視化、検証はあまり行われてこなかったことが原因なのではないかと考えました。

このような問題意識に基づき、私たち日本マンパワーは、2012年に企業内キャリアカウンセリング白書を創刊し、企業内キャリアカウンセリングの効果について可視化、検証する調査研究をスタートさせました。

【2】 今回、どのような調査・研究を行い、何が明らかになったのか?
今回の調査研究では、1回のキャリアカウンセリングの効果とプロセスを『可視化』によって感覚的な理解を図り、『検証』によって論理的な理解の促進を試みています。
実際に可視化・検証するために、キャリアカウンセリングを受けたグループと受けていないグループの2グループを用意し、両者ともにキャリアカウンセリングの前後にグループワークを受けてもらいました。
そのグループワークで取得したさまざまな定性・定量的なデータを比較分析しその変化を可視化、検証しました。

またキャリアカウンセリングは1名のカウンセラーが担当し、カウンセリングスタイルによる効果のばらつきを統制しました。

この結果から、キャリアカウンセリングを受けると個人は
★本来の仕事観に気づく
★目標が明確になる
★課題が整理される
★視野が広くなる
★将来に向けて準備し、将来を明るく捉えるようになる
という「5つの効果」が明らかになりました。

私たちはこれを「企業内キャリアカウンセリングの段階的効果モデル」と名づけました。

【3】 この調査研究にご興味を持っていただいた皆さまへ
今回の調査研究は挑戦的な試みでありましたが、一緒に調査研究を行った研究者の方々からも
◎「キャリアカウンセリングは学習者一人ひとりに寄り添った形で実践される
  経験学習を加速させるための人材育成のアプローチそのものだった」
◎「キャリアカウンセリングは単なるお悩み相談といった治療的な側面よりも
  キャリア形成や人材開発といった開発的側面を持つものである」
などのコメントをいただくことができ、私たちも「取り組んだ甲斐があった」 と安堵感を味わい、自信を深めることができました。

そして、キャリアカウンセリングに興味をお持ちの方々にこの調査結果をお伝えしたく、要約版をご用意しました。

この白書がキャリアカウンセリングへの理解をさらに深め、企業・組織内におけるキャリアカウンセリングの導入・普及のための基礎資料として皆様にお役立ていただければと幸いです。

 ▼▼▼詳細はこちら▼▼▼
  http://www.nipponmanpower.co.jp/cp/evaluate/cc/information/cc_whitepaper2013/ 
 ▼▼▼「要約版」無料ダウンロード▼▼▼
  https://www.nipponmanpower.co.jp/cp/material/index.php/dkgizcyepyqf 


<本調査に関するお問い合わせ先>
 株式会社日本マンパワー マーケティング戦略室
 〒101-0042 東京都千代田区神田東松下町47-1-3
 TEL 03-5294-5041 (平日9:00-17:30) FAX 03-5294-5029
 URL http://www.nipponmanpower.co.jp/cp/ 

(株式会社日本マンパワー http://www.nipponmanpower.co.jp/cp/ /1月20日発表・同社プレスリリースより転載)