株式会社インテリジェンス（東京・千代田区）が運営する転職サービス「DODA」が25歳～39歳のビジネスパーソンを対象に「就活生にお薦めしたい企業」を調査し、上位50社を発表。

1位トヨタ、2位グーグル、3位ソニー、という結果になった。

注目されるのは、上位50社中19社をメーカーが占めたこと。大手メーカーの業績不振などの影響で、就職活動中の学生を対象にした人気企業ランキングではメーカーは順位を下げているが、それとは対照的な結果となった。「DODA」では、ビジネス経験を積んだ社会人は、企業が本来持つ力や事業の方向性など、総合的・長期的な視点で企業を見ていると分析。自分を成長させることができる企業を選ぶべきだという、社会人から学生へのメッセージがうかがえると解説している。

知名度などで劣る中小企業が大手企業と同様の新卒採用活動を行っているようでは、学生に関心を持ってもらうことは難しいが、学生に対して「入社後自分はどんな環境で働くのか」「どのように成長していけるのか」を明確に示していくことができれば、優秀な人材の確保につながるのではないだろうか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『日本の人事部』編集部