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掲載日:2012/09/24

ピースマインド・イープ
~中国駐在員と家族、日系職場向けに情報提供~
「中国反日デモにおけるストレスケアの重要なポイント」

EAP(従業員支援プログラム)事業を手掛けるピースマインド・イープ株式会社(以下、当社)は、この度の中国反日デモにより影響を受ける駐在員やそのご家族のために、心理面での負担を軽減する「デモ、暴動におけるストレスケアの重要なポイント」について、情報提供させていただきます。


● 国外邦人が自分のためにすること

(1)自分の身を守る(「守る」「逃げる」が第一優先)
 ・避難場所を再確認する(安全な場所への経路、仲間との連絡方法)
 ・公の場では大きな声で日本語を話さない

(2)冷静に事態を把握する
 ・正確な情報収集を行う(大使館情報、海外メディア、邦人ネットワークなどから得る)
 ・個人的な怒りや不満は、時間を置いてから整理する
  これまでの貢献や親しみなど赴任国を思う気持が様々にあると思います。その反動から複雑な感情も湧くでしょう。しかし異常な時期にあるための異常な反応と受け止め、複雑な気持ちは時間を置いてから整理しましょう。

(3)精神的なストレス対処を忘れない
 ・リラックスを心がける(不安を高めない)
  例)親しい知人に状況を話す。待機中のくつろぎを見つける(音楽、ストレッチなど)。日本への連絡は効率的
に対応する(状況報告の一斉メールを送る、日本へ連絡する際の窓口を集約しておくなど)。
 ・暴動や破壊行為の場面を不必要に繰り返し見ない
刺激の強いシーンは心に深く残ります。冷静さを保つため、また事態収拾後の過剰なストレスを避けるため
にも、不必要な映像は何度も見ないようにしましょう。特に、子どもには見せない配慮が必要です。


●他国の人との接し方

(1)考えや受け止め方を非難しない
異常事態では、考え方や感じ方が極端な方向に強まりやすくなります。普段から仲の良い人であっても、今は
議論を避けましょう。

(2)普段以上に丁寧に接する
習慣や文化の違い、コミュニケーション方法の違いに普段以上に配慮し、行動しましょう。特に、歴史的な出来
事への捉え方の違いは、日本人が思う以上に心理的に大きな影響を及ぼします。

(3)日系企業に勤める中国人への配慮
日系企業に勤める中国人の複雑な立場・心情を理解し、日本人に対するのと同じく可能な限り配慮しましょう。


■ EAPでの当社実績
ピースマインド・イープは、国内随一の惨事ストレスケアの対応実績を有するEAP専門家であり、また海外展開する国内企業向けに、海外で働く日本人および現地社員のための支援サービス「グローバル人材アシスタンス」を展開しております。これまでの対応から培った専門的なノウハウ、知見を生かし、現地で働く邦人のストレスケアに役立つ情報やサービスのご提供を積極的に行ってまいります。

●参考URL
中国反日デモにおけるストレスケアの重要なポイント

(ピースマインド・イープ株式会社 http://www.peacemind-jeap.co.jp/ /9月18日発表・同社プレスリリースより転載)