労働市場サービスを行なう学生援護会（本社：東京、社長：赤嶺紀彦）では、関連会社を通じて各種の求人メディアを発行していますが、そのうち、雇用動向に密接に関わると判断される98職種（※）について、関東及び関西エリアで発行するアルバイト情報誌及びアルバイト求人サイトに掲載された求人情報からアルバイトの平均賃金を分析しています。10月の結果がまとまりましたのでお知らせします。（※2003年1月集計スタート時、95職種。2005年1月より一部対象職種の細分化により98職種）

10月のアルバイト求人情報98職種平均時給は関東エリアで1007円（前月1000円、前年同月989円・1.83％増）、関西エリアは955円（前月952円、前年同月938円・1.80％増）となっています。

関東エリアは、前年同月を11カ月連続で上回っています。3月まで連続3カ月間1000円台を維持し、4、5月は1000円台を下回りましたが、6月からはまた1000円台にのっています。一方関西エリアは集計開始の昨年2月以降一貫して前年同月を上回る推移が続いています。金額については昨年11月以降950円以上と高い水準をキープしてきましたが、3〜7月は940円台となり、8月以降950円台となっています。

関東エリアでの98職種の扱い件数は前年同月比でマイナス。大分類では技能・労務職が前年同月を上回っているほか、サービス職が前年同月並み。それ以外の職種では前年同月を下回っています。関西エリアの98職種の扱い件数については前年同月で1割台の伸びとなっています。大分類ではフード、サービス職、運輸関連職が前年同月を上回っており、専門職、事務職、販売職、技能・労務職は前年同月並み。営業職は前年同月を下回っています。

関東エリアの賃金を大分類でみると、最も高いのは専門職で1255円。次いで営業職の1178円となっています。また、販売職、フードを除いた職種では時給1000円の大台にのっています。関西エリアでは専門職が1237円で最も高く、次いで営業職の1169円となっています。専門職、営業職、サービス職が時給1000円の大台にのっています。