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人事サービス 人材育成・研修
掲載日:2010/11/29

エーオンヒューイットジャパン
グローバル人材育成シリーズ「G4」のサービスを開始

グローバル人事戦略コンサルティングサービスを提供するエーオンヒューイットジャパン(本社*1:東京都千代田区、堀江徹・代表取締役社長)は、米エーオンコンサルティングとヒューイット・アソシエイツとの業務統合により昨月誕生しました。エーオンヒューイットジャパンとしてのサービス第一弾として、グローバル人材育成の研修シリーズ「G4(ジーフォー)」を開始します。本サービスは、日本企業のグローバルビジネスをヒトの側面から多面的かつ長期的に支援するプログラムで、12月から提供開始します。

エーオンヒューイットジャパン代表取締役社長の堀江徹は、次のように述べています。

「これまで以上に海外ビジネスの拡大を戦略の根幹にする企業は増加しています。従来の海外ビジネスは、様々な国に駐在することを厭わず、外国のビジネスや人材マネジメントに長けたごく一部の『海外エキスパート』に任せてきた日本企業が少なくありません。今、その層は老年化していますが、一方で、若年層は海外勤務やグローバルビジネスへの関与を必ずしも好まない状況です。海外の外国人社員は、自社の戦略、経営理念、人的ネットワークを十分に理解した経営人材には育っていません。グローバルビジネスを発展させるにあたって、ヒト、モノ、カネの、モノ、カネの部分は中長期的に様々な検討がされていながら、ヒトの部分についてはあまり検討されてこなかったのが現実で、今後のビジネスの発展を阻害する要素になるリスクをはらんでいます。」

国内で階層別研修を担当するエーオンリーダーシップセンターディレクター川野正裕は次のように述べています。

「若者の海外離れへの対応には、海外赴任前研修だけでは不十分です。人材育成研修全般を見直す必要があり、新人研修や階層別研修の中でグローバル要素を取り入れていくことがポイントになります。私たちは、英語力のみならず、海外各国への興味・関心を高めつつ、マネジメント力も身に着けられる研修プログラムを提供していきます」

グローバル人材育成の研修シリーズ「G4」の特徴は、日本企業が直面している4つの課題・ニーズに対応している点です。日本人社員が、国内外に拘わらず、外国企業と、外国人と協働しながら、リーダーシップをとってビジネスを推進できるグローバル人材に育成すること、及び、外国人に、自社の戦略、経営理念、ネットワークを習得してもらう、つまり外国人社員の「自社化」により、経営幹部に育成していくことに重点を置いています。また、これまでニーズの高かった中国だけでなく、ベトナム、インドなど幅広い地域の現地情報が豊富になり、より多くの国・異文化を念頭に置いたプログラム内容となりました。

「G4」のプログラム内容は次の通りです。

1. Ambition(アンビション)
(課題その1)

海外に行きたがらない若者が増えている中、海外赴任を視野に入れたキャリアデザインをしてほしい
(研修の内容)
ビジネス上及びキャリアパス上海外で働くことの重要性、楽しさ、魅力やキャリア形成上のメリットを伝え、一般的な課題とその解決策を、事例を用いて習得させることにより、若年層が中長期的に海外勤務を前提に仕事をする
(対象)
新入社員、20代から30代前半の若手・中堅社員

2. Globalize(グローバライズ)
(課題その2)
特定の選ばれた人だけでなく、いつでも誰でも海外で勤務できるようにし、海外人材 プールを厚くしたい
(研修の内容)
海外勤務と国内勤務の違い、国内での経験を活かせる部分と異なる部分の分析、ケーススタディーを通して、海外業務未経験者にグローバル感覚の異文化マネジメントを習得させ海外ビジネスへの自信を持たせる
(対象)
海外赴任者予備軍、海外業務未経験者

3. Voyage(ヴォヤージ)
(課題その3)
現地の歴史・文化や習慣を理解させたい、グローバルに通用するマネジメントを習得し現地でリーダーシップを発揮してもらいたい
(研修の内容)
赴任する国、地域の特殊性(経済社会歴史などの基礎情報、国民性、労働法規、日本企業の評判など)を体系的に習得することで、赴任後の業務をスムーズにする
(対象)
海外赴任予定者、海外業務従事者、海外赴任者を統括する事業部長

4. GBL(ジービーエル)
(課題その4)
ナショナルスタッフのリーダーシップを高め現地化をもっと進めたい、自社の理念や仕事の哲学を理解し経営を任せられる外国人リーダーを育成したい、「自社化」
(研修の内容)
外国人に、自社の戦略、経営理念を習得させ、経営幹部とのネットワークを強化することで、「自社化」し、外国人経営幹部を育成する
(対象)
GBL(グローバルビジネスリーダー)及びその候補者

料金は、一日50万円(20名)から。各企業の個別課題に応じて上記プログラムを組み合わせたサービスを提供することも可能です。また、エーオングループの強みであるリスクマネジメントの経験を活かし、社員が安心して海外で仕事に取り組むことが出来る体制作りや外国人幹部が安心して日本での研修に参加することが出来る体制作りのための福利厚生メニューも提供していきます。本サービス関連で初年度100社提供を目指します。

*1本社
現在、エーオンヒューイットジャパンの本社機能はエーオンコンサルティングジャパン株式会社の中に置かれています。

【エーオンヒューイットジャパンについて】
世界最大のリスクマネジメントサービス、保険および再保険仲介、および組織人事コンサルティング企業である米エーオンコーポレーション(本社: シカゴ、NYSE: AON)のグループ会社。2010年10月、エーオンコーポレーションによる米ヒューイット・アソシエイツの買収およびエーオンコンサルティングとの事業統合により誕生。同月、日本においてもエーオンヒューイットジャパンとしてサービスを開始。エーオンヒューイットは世界最大の組織人事コンサルティングおよびアウトソーシングサービス企業であり、人事管理、退職金・年金、投資管理、保険・福利厚生、報酬等、人材管理等に関わる幅広いサービスの提案、設計、導入、運用等を行い、クライアント企業のビジネスを人事面より支援する。エーオンヒューイットの組織は世界90ヵ国/地域に展開し、29,000名のプロフェッショナルを有する。

英語版のみ
エーオンヒューイットジャパン日本語情報掲載

エーオンヒューイットジャパン http://aon-consulting.co.jp /同社プレスリリースより抜粋・11月29日