「退職時のトラブル」に関する実態調査
約6割の方は退職時のトラブルが未だ解決していない!株式会社ベルクラインが、直近3年間で退職を経験した20代~30代のビジネスパーソンを対象に「退職時のトラブル」に関する実態調査を実施!
退職代行ほっとラインを提供する株式会社ベルクライン(本社:東京都台東区 、代表:小山 誉彦)は、直近3年間で退職を経験した20代~30代のビジネスパーソンを対象に「退職時のトラブル」に関する実態調査を実施しました。 この調査結果から、若手ビジネスパーソンが退職時に経験しているトラブルの実態などが明らかになりました。
<背景>
厚生労働省の「令和5年 雇用動向調査結果の概要」(https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/24-2/dl/kekka_gaiyo-01.pdf)によると、離職率は2021年が13.9%、2022年が15%、2023年が15.4%と年々増加しています。その一方で、退職時においては、賃金未払い、パワハラ、引き止め交渉など、様々なトラブルが報告されています。これらの問題が実際にどの程度発生しているのでしょうか。退職代行サービス「退職代行ほっとライン」を提供する株式会社ベルクラインは、直近3年で退職を経験した20代~30代のビジネスパーソンを対象に「退職時のトラブル」に関する調査を実施しました。
<調査サマリー>
・直近3年間で退職を経験した20代~30代男女の約4割が、退職時に何らかのトラブル(問題)を感じている
・退職時に感じたトラブル(問題)で多いものは「有給休暇の取得拒否」と「退職手続きに関する書類の遅れ」
・退職時に何らかトラブル(問題)を感じた方の7割弱は、退職時のトラブル(問題)に深刻さを感じている
・約6割の方は退職時のトラブルが未だ解決していない
・退職時のトラブルを防ぐために、対策を行っていた人の割合は約2割
・退職時のトラブルを防ぐ対策として多いのは「人事部門や上司との事前の話し合い」と「退職に関する法律や手続きの情報収集」
■直近3年間で退職を経験した20代~30代男女の約4割が、退職時に何らかのトラブル(問題)を感じている
まず、「退職時に何らかのトラブル(問題)を感じたか」を尋ねる設問への回答では、「いいえ」と回答された方が57.0%と半数を上回る結果となりました。ただ、「はい」と回答された方も43.0%おり、約4割の方は退職時に何らかのトラブル(問題)を感じている、ということが明らかになりました。
■退職時に感じたトラブル(問題)で多いものは「有給休暇の取得拒否」と「退職手続きに関する書類の遅れ」
次に「退職時に何らかのトラブル(問題)を感じた」と回答された方に「退職時にどのようなトラブル(問題)を経験したか」を問う設問への回答では、1位が同率で「有休休暇の取得拒否」と「退職手続きに関する書類の遅れ」で32.4%、2位が「強引な引き止め交渉を受けた」で31.0%、3位が「退職理由を詳しく説明するよう強要された」で30.3%という結果になりました。この結果から、従業員の権利を阻害するような事象やスムーズな退職を阻害するような事象をトラブル(問題)と感じている方が多いことがわかりました。
■退職時に何らかトラブル(問題)を感じた方の7割弱は、退職時のトラブル(問題)に深刻さを感じている
続いて、「退職時に何らかのトラブル(問題)を感じた」と回答された方に「退職時に経験したトラブルの深刻さはどの程度だったか」を尋ねる設問では、1位が「ある程度深刻だった」で52.8%、2位が「どちらとも言えない」で18.3%、3位が「非常に深刻だった」で15.5%という結果になりました。1位と3位の回答率を合計すると7割弱となり、この結果から、7割弱の人は退職時のトラブルに一定程度の深刻さを感じていることが判明しました。
■約6割の方は退職時のトラブルが未だ解決していない
また、「退職時に何らかのトラブル(問題)を感じた」と回答された方に「退職時に経験したトラブルは最終的に解決したか」を尋ねる設問への回答では、1位が「完全に解決した」で43.6%、2位が「一部は解決したが、まだ問題が残っている」で33.1%という結果になりました。この結果から、約4割の方は退職時のトラブルは完全に解決したものの、残りの約6割の方は退職時のトラブルは解決しないままであることがわかりました。
■退職時のトラブルを防ぐために、対策を行っていた人の割合は約2割
次に、最初の設問で「退職時に何らかのトラブル(問題)を感じなかった」と回答された方に「退職時のトラブルを防ぐために、何か対策を行っていたか」を尋ねる設問への回答では、「いいえ」と回答された方が76.1%と多くを占める結果となりました。この結果から、退職時のトラブルを防ぐために、何か対策を行っていた方は少数派であることが明らかになりました。
■退職時のトラブルを防ぐ対策として多いのは「人事部門や上司との事前の話し合い」と「退職に関する法律や手続きの情報収集」
最後に、前問で「退職時のトラブルを防ぐために、何か対策を行っていた」と回答された方に「退職時のトラブルを防ぐために、具体的にどのような対策を行ったか」を尋ねる設問への回答では、1位が「人事部門や上司と事前に話し合った」で42.2%、次いで2位が「退職に関する法律や手続きについて事前に調べた」で33.3%という結果になりました。この結果から、退職時のトラブルを防ぐ対策として、主に退職時に話をすることになる相手との事前の話し合いや、退職に関する法律や手続きの情報収集をしている方が多いことが明らかになりました。
■まとめ
今回の調査により、正社員として働いていた会社から、直近3年間で退職を経験した20代~30代男女の約4割が、退職時に何らかのトラブル(問題)を感じていることが明らかになりました。また、退職時に感じたトラブル(問題)で多いものは「有給休暇の取得拒否」と「退職手続きに関する書類の遅れ」であり、退職時にトラブル(問題)を感じた方の7割弱は、退職時のトラブル(問題)に深刻さを感じていることが判明しました。尚、退職時に経験したトラブルがその後、解決した人の割合は約半数であり、退職時のトラブルを防ぐために、事前に対策を行っていた人の割合は約2割であることがわかりました。また、退職時のトラブルを防ぐ対策として行われていることは主に「人事部門や上司との事前の話し合い」と「退職に関する法律や手続きの情報収集」であることが明らかになりました。
<調査概要>
調査期間:2024年10月25日~10月28日
調査方法:インターネット調査
調査対象:企業に正社員として勤務し、直近3年間で退職を経験した20代~30代の男女
調査人数:330名
モニター提供元:RCリサーチデータ
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ベルクライン /11月27日発表・同社プレスリリースより転載)