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掲載日:2024/10/08

副業に関する定点調査(2024夏)

~子育て世帯の4割以上が副業経験者 また、半数以上が今後半年の間にも副業意向があると回答~

「はたらいて、笑おう。」をビジョンに掲げるパーソルグループのパーソルイノベーション株式会社 lotsful Company(本社:東京都港区、lotsful Company代表:田中 みどり)が運営する副業人材マッチングサービス『lotsful(ロッツフル)』では、副業に関する定点調査を四半期ごとに実施しており、2024年8月に実施した調査結果をお知らせします。10回目となる今回は、ライフスタイル別による副業実態についても調査しました。
 

<調査サマリー>
・副業経験者・副業意向者ともに減少傾向
・副業実施理由で「副業をしないと生活が成り立たない」との回答が過去最多に
・副業を行わない理由は「本業が忙しい」が24.3%

参考データ
・既婚シングルインカム世帯の58.5%は副業を実施
・既婚、子育て世帯では、副業意欲が全体より高い傾向
・「副業をしないと生活が成り立たない」の回答率が最も高いのは、既婚シングルインカム世帯で26.8%
・「自由に使えるお金を増やしたい」の回答率が最も高いのは、独身シングルインカム世帯で59.3%

■調査結果
✓副業経験者・副業意向者ともに減少傾向
副業経験者の推移を見ると、「実施した」の回答者率は35.0%となり、前回調査(2024年5月)に続き減少しました。
副業意向の推移を見ると、「実施するつもりだ」の回答者率は46.4%まで減少し、2022年5月に次ぐ低い回答率となりました。
一方で、男女年代別で見ると、20代男性の副業意向は、前回調査の19.4%から22.5%に伸長しており、前年同月比で見ても1.3%増加しています。また、30代~40代女性の副業意向も前回より回復傾向にありました。

✓副業実施理由で「副業をしないと生活が成り立たない」との回答が過去最多に
「副業を実施した理由」の推移を見ると、最も多かった回答は「自由に使えるお金を増やしたい」が43.3%で、引き続きトップである中、今回の調査では「副業をしないと生活が成り立たない」との回答が24.7%、「所属企業が副業を推奨・容認しており副業しやすい」との回答が17.7%となり、それぞれ過去最多となりました。

✓副業を行わない理由は「本業が忙しい」が24.3%
「副業を実施しなかった理由」の推移では、引き続き、「本業が忙しい」が24.3%で最多回答となりました。加えて、今回の調査では「スキル不足や本業との両立に不安がある」との回答が11.5%、「周囲から副業は大変だと聞いた」との回答が6.5%となり、過去最多となりました。

【参考データ】
✓既婚シングルインカム世帯の58.5%は、副業を実施
直近半年間の副業実施者をライフスタイル別で見ると、既婚者は37.9%、子持ち世帯は42.3%が直近半年の間に副業を行なっており、いずれも全体の35.0%よりも高い傾向にありました。

さらに、世帯収入の状況別で比較すると、既婚で共働き(ダブルインカム)の副業実施率が41.2%、既婚で片働き(シングルインカム)の副業実施率が58.5%となり、同じ既婚者でも、シングルインカム世帯の方がより積極的に副業を実施していることが分かりました。

✓既婚、子育て世帯では、副業意欲が全体より高い傾向
今後半年間の副業意向も、副業実施状況と類似する傾向にあり、今後半年の間に「副業を実施するつもりだ」と回答した方をライフスタイル別で見ると、既婚者、子供ありの回答者で副業意欲が全体よりも高い結果となりました。
また、世帯状況別でも同様に、既婚シングルインカム世帯の副業意向が、63.1%で最多となりました。

✓ライフスタイル別の副業意向理由
今後半年の間に「副業意向がある」との回答者の理由をライフスタイル別でみると、「副業をしないと生活が成り立たない」の回答率が最も高いのは、未婚者の27.3%であり、既婚シングルインカム世帯でも26.8%と全体よりもやや高い傾向にありました。

また、「自由に使えるお金を増やしたい」の回答率が最も高いのは独身シングルインカム世帯の59.3%でした。
2024年5月に実施した定点調査では、副業経験者の8割以上が物価の上昇を感じていると回答しており、賃上げ実感と副業実施状況の関連では、給与が上がっても4割以上が副業を実施したというデータも出ています。ライフステージごとに生活費、養育費、娯楽費などお金の使い道に違いはあれど、物価上昇などの経済環境の変化を背景に、収入アップを目的とする副業希望者は、今後も増加することが見込まれます。

参考:副業人材マッチングサービス『lotsful』、副業に関する定点調査(2024春)より抜粋
直近半年以内において、物価がどのように変化したか尋ねたところ、「かなり上がった」との回答は39.4%、「少し上がった」との回答は37.6%、「ほとんど変わらない」との回答は17.4%、「少し下がった」との回答は1.7%、「かなり下がった」との回答は3.9%となり、物価が上がったと感じている人は77.0%であった。副業経験別でみると、副業経験者の84.9%が、物価が上がったと感じており、全体平均よりも高い水準で物価上昇を捉えていた。
また、「定期昇給があった」との回答者の52.0%、「ベースアップがあった」との回答者の42.2%が副業を実施していることが分かった。
 

■調査概要
調査手法:インターネット調査(Fastask)
調査対象:全国の企業に勤める会社員 20~40歳代の男女
調査期間:2024年7月31日(水)~8月9日(金)
対象人数:656人
 

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

(パーソルイノベーション株式会社 /9月25日発表・同社プレスリリースより転載)