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人事サービス 人材育成・研修
掲載日:2023/04/27

「リスキリング・研修制度」に関する大企業・中小企業社員の比較調査

人材採用・定着に必要なことは?比較調査の結果、社員が転職先・⻑く働く企業を決める上で「リスキリング・教育・研修制度の有無」が重要に
〜約6割が、リスキリング・教育・研修の制度あれば「活用したい」と回答〜


日本初※の採用・転職におけるミスマッチを減らしながら入社後の活躍をサポートする採用・転職サービス『ミイダス』を提供する、ミイダス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:後藤 喜悦)は、大企業(従業員数1,000名以上)の社員316名、中小企業(従業員数100名未満)の社員312名ずつ(合計628名)を対象に、「リスキリング・研修制度」に関する大企業・中小企業社員の比較調査を実施いたしましたので、お知らせいたします。
※「バイアス診断ゲーム」(認知バイアスを測定するテスト)と「コンピテンシー診断」を使って人材の採用と配置・育成を可能にする無料のスマホアプリ診断サービスとして(2022年7月 未来トレンド研究機構<旧 株式会社ESP総研>調べ)

<調査サマリー>

  1. 勤務先選定の際、大企業社員の約6割が「留守キリング・教育・研修制度」の有無は重要なポイントになると回答、中小企業社員に比べ13.9ポイント高い結果に
  2. その理由、「自身の成長が期待できる環境だと感じるから」や
    「従業員の成長を支援している企業だと思うから」との声
  3. 大企業社員の約7割、中小企業社員の約6割が、就業先にリスキリング・教育・研修制度があれば「活用したい」と回答


<調査詳細>
 大企業社員の約6割、中小企業社員の約4割が、転職活動など勤務先を選定する上で、リスキリング・教育・研修制度の有無は重要なポイントになると回答

「Q1.あなたにとって、転職活動など勤務先を選定する上で、リスキリング・教育・研修制度の有無は重要なポイントになりますか。」と質問したところ、大企業社員(n=316)は「非常にそう思う」が17.1%、「ややそう思う」が41.5%、中小企業社員(n=312)は「非常にそう思う」が10.4%、「ややそう思う」が34.3%という回答となりました。

リスキリング・教育・研修制度の有無が重要なポイントになる理由、大企業社員からは「自身の成⻑が期待できる環境だと感じるから」、中小企業社員からは「従業員の成⻑を支援している企業だと思うから」が最多
Q1で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、「Q2.転職活動など勤務先を選ぶ上で、リスキリング・教育・研修制度の有無が重要なポイントになる理由を教えてください。(複数回答)」と質問したところ、大企業社員(n=185)は「自身の成⻑が期待できる環境だと感じるから」が56.1%、「従業員の成⻑を支援している企業だと思うから」が47.6%、「企業全体として成⻑していきそうだと思うから」が35.1%、中小企業社員(n=139)は「従業員の成⻑を支援している企業だと思うから」が50.4%、「自身の成⻑が期待できる環境だと感じるから」が45.3%、「企業全体として成⻑していきそうだと思うから」が29.5%という回答となりました。

大企業社員の約6割、中小企業社員の約5割が、リスキリング・教育・研修制度があることは、その企業で⻑く働きたいという考えに繋がると回答
「Q3.就業先にリスキリング・教育・研修制度があることは、あなたにとって、その企業で⻑く働きたいという考えに繋がりますか。」と質問したところ、大企業社員(n=316)は「非常にそう思う」が15.8%、「ややそう思う」が46.5%、中小企業社員(n=312)は「非常にそう思う」が11.9%、「ややそう思う」が35.9%という回答となりました。

企業に⻑く働くことに繋がる理由、大企業社員・中小企業社員ともに「⻑期的なスキルアップが期待できそうだから」が最多
Q3で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、「Q4.就業先にリスキリング・教育・研修制度があることが、その企業で⻑く働くことに繋がると思う理由を教えてください。(複数回答)」と質問したところ、大企業社員(n=197)は「⻑期的なスキルアップが期待できそうだから」が64.0%、「成⻑し続けられる環境だと思うから」が45.7%、「仕事に対するモチベーションを維持できそうだから」が42.1%、中小企業社員(n=149)は「⻑期的なスキルアップが期待できそうだから」が65.8%、「成⻑し続けられる環境だと思うから」が53.0%、「社員を大切にしている会社だと感じるから」が38.9%という回答となりました。

大企業社員の約7割、中小企業社員の約6割が、就業先にリスキリング・教育・研修制度があれば「活用したい」と回答
「Q5.あなたは、就業先にリスキリング・教育・研修制度があれば、活用したいと思いますか。」と質問したところ、大企業社員(n=316)は「非常にそう思う」が19.9%、「ややそう思う」が46.2%、中小企業社員(n=312)は「非常にそう思う」が15.0%、「ややそう思う」が41.7%という回答となりました。

リスキリング・教育・研修制度を活用したい理由、大企業社員・中小企業社員ともに「キャリアアップにつなげたいから」が最多
Q5で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、「Q6.就業先にリスキリング・教育・研修制度があれば、活用したいと思う理由を教えてください。(複数回答)」と質問したところ、大企業社員(n=209)は「キャリアアップにつなげたいから」が53.6%、「仕事の幅を広げたいから」が50.7%、「自分の市場価値を高めたいから」が42.6%、中小企業社員(n=177)は「キャリアアップにつなげたいから」が49.7%、「仕事の幅を広げたいから」が49.7%、「現状のスキルに自信がないから」が44.6%という回答となりました。

最も理想的なリスキリング・教育・研修の形態、好きな時間に学習できる「eラーニング形式」
Q5で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、「Q7.あなたが考える、最も理想的なリスキリング・教育・研修の形態について教えてください。」と質問したところ、大企業社員(n=209)は「オンラインでリアルタイムで講師が話す形式」が27.3%、「(好きな時間に学習できる)eラーニング形式」が48.3%、中小企業社員(n=177)は「オンラインでリアルタイムで講師が話す形式」が26.6%、「(好きな時間に学習できる)eラーニング形式」が40.1%という回答となりました。

eラーニング形式の1講座あたりの最も理想的な研修時間、「60分未満」
Q7で「(好きな時間に学習できる)eラーニング形式」と回答した方に、「Q8.あなたが考える、1講座あたりの最も理想的な研修時間を教えてください。」と質問したところ、大企業社員(n=101)は「10分〜30分未満」が27.7%、「30分〜60分未満」が55.4%、中小企業社員(n=71)は「10分〜30分未満」が35.2%、「30分〜60分未満」が56.3%という回答となりました。

あると嬉しいリスキング・教育・研修制度、「ビジネス講座」や「業務効率化/問題解決」の声
Q5で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、「Q9.どのような分野のリスキリング・教育・研修制度があると、嬉しいですか。(複数回答)」と質問したところ、大企業社員(n=209)は「ビジネス講座(ビジネス文書、Excel、プレゼンテーション、会計、ロジカルシンキングなど)」が59.8%、「業務効率化/問題解決」が47.8%、「戦略/マーケティング」が26.8%、中小企業社員(n=177)は、「ビジネス講座(ビジネス文書、Excel、プレゼンテーション、会計、ロジカルシンキングなど)」が62.1%、「業務効率化/問題解決」が44.1%、「プログラミング」が28.2%という回答となりました。

まとめ
今回は、大企業(従業員数1,000名以上)の社員316名、中小企業(従業員数100名未満)の社員312名ずつ(合計628名)を対象に、「リスキリング・研修制度」に関する大企業・中小企業社員の比較調査を実施しました。

大企業社員・中小企業社員ともに、転職活動など勤務先を選定する際には、「自身の成⻑が期待できる環境なのか」や「従業員の成⻑を支援している企業なのか」といった理由から、「リスキリング・研修制度」の有無が重要ポイントであることがわかりました。また、「リスキリング・研修制度」があることは、その企業で⻑く働き続けたいという考えにも繋がっていることがわかりました。

今回の調査では、「キャリアアップにつなげたい」や「仕事の幅をひろげたい」といった理由から、多くの社員が就業先に「リスキング・研修制度」があれば活用したいと考えていることがわかりました。特に、大企業ではたらく社員にこの傾向が強く出ているため、今後大手出身の社員を迎え入れたいと考えている中小企業は「リスキング・教育・研修制度」を導入することが有効になるのではないでしょうか。


■調査概要
調査概要:「リスキリング・研修制度」に関する大企業・中小企業社員の比較調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年3月29日〜同年3月30日
有効回答:大企業(従業員数1,000名以上)の社員316名、中小企業(従業員数100名未満)の社員312名ずつ(合計628名)
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

 

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

(ミイダス株式会社 / 4月25日発表・同社プレスリリースより転載)