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掲載日:2017/04/19

シニア層のアルバイトスタッフが定着しやすい職場環境を調査~『アルバイト・パートの成長創造プロジェクト』:テンプホールディングス

テンプホールディングス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:水田正道)は、パーソルグループ東京大学 中原淳准教授との共同研究「アルバイト・パートの成長創造プロジェクト」において、シニア層のアルバイトスタッフが定着しやすい職場環境について調査結果を発表いたします。

 

「アルバイト・パートの成長創造プロジェクト」は、深刻な人手不足に直面する小売、外食、流通産業にて、従来のアルバイト・パートの採用計画や採用手法、店舗マネジメント手法等の抜本的な見直しとともに、新たな施策の検討・実行を目指して2015年10月に発足しました。

今回は、シニア層のアルバイトスタッフが長く安定的に働く上で障害となる課題や、定着を促す効果的なマネジメントについて調査を実施しました。

 

■調査概要
1.シニア層を雇用している職場に起こりがちな問題について

◆調査名:離職者調査
◆調査対象者:小売・外食・運輸の大手企業で非正規雇用(アルバイト・パートないしそれに準ずる雇用形態)で働いており、直近3年間以内に離職した人、2,926人 

2.シニア層が「長く働き続けたい」と思う職場の特徴について

3.シニア層のやる気を引き出すマネジメントのポイントについて
◆調査名:パート・アルバイト一般従業員調査
◆調査対象者:小売・外食・運輸大手6社7ブランドにおける非正規雇用の一般従業員 (店舗・営業所スタッフ・配送スタッフなど)、8,141人

 

■調査結果

1.シニア層を雇用している職場に起こりがちな問題について

■シニア層がアルバイト現場で感じる課題は「仕事量の多さ」や職場での「人間関係」
シニア層(50歳以上)と49歳以下の従業員について、職場で起こった問題を比較したところ 、シニア層(50歳以上)では、(1)仕事量の多さ(2)職場での孤立(3)店長やベテランスタッフとの確執についてより課題となっていることが明らかになりました。

仕事量の多さに関しては、シニア層が体力面の衰えから負担を感じていることがうかがえます。また職場での孤立感や店長やベテランとの確執に関しては、シニア層と働いた経験が少ないスタッフ、店長、上司などとのコミュニケーションが課題となっていることが予想されます。

 

本調査では、この他にも「シニア層が長く働きたい職場の特徴」と「シニア層のやる気を引き出すマネジメント」について調査いたしました。「アルバイト・パートの成長創造プロジェクト」では、今後も様々な調査研究を通じて適切な採用・定着・育成手法を検討してまいります。

◆詳しい調査結果はこちら

 

■「アルバイト・パートの成長創造プロジェクト」について
2015年10月に現パーソルグループと東京大学中原淳准教授との共同研究として、従来のアルバイト・パートの採用計画や採用手法、店舗マネジメント手法等の抜本的な見直し、新たな施策の検討・実行を目指して発足しました。パーソルグループで「人と組織のリサーチサービスおよびコンサルティング」を提供している株式会社パーソル総合研究所が主体となり、アルバイト・パート人材を多数雇用している小売・飲食・運輸の大手7社にも参画いただき、採用・定着・育成における課題抽出や、求職者や現場の従業員・管理者などを対象にした大規模な調査・分析に取り組んでいます。

本プロジェクトでは、アルバイト・パート人材を採用・育成して成果を引き出す新たな施策を生み出していくことで、より多くの組織と個人がはたらくことを楽しめる環境づくりを実現してまいります。また、本プロジェクトで得られたデータ・知見は、2016年11月にダイヤモンド社より書籍『アルバイト・パート[採用・育成]入門』として刊行いたしました。

※『アルバイト・パート[採用・育成]入門』の詳細につきましては下記よりご覧いただけます。

 

◆本リリースの詳細はこちらをご覧下さい。

(テンプホールディングス株式会社 https://www.persol-group.co.jp/ /4月12日発表・同社プレスリリースより転載)