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掲載日:2017/02/07

ベテランスタッフの貢献意欲を育てるのは、「報酬」「ステップアップ」「職場でのコミュニケーション」~『アルバイト・パートの成長創造プロジェクト』:テンプホールディングス

テンプホールディングス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:水田正道)は、パーソルグループ東京大学 中原淳准教授との共同研究「アルバイト・パートの成長創造プロジェクト」において、ベテランスタッフのやる気を刺激するマネジメントについて調査結果を発表いたします。

 

「アルバイト・パートの成長創造プロジェクト」は、深刻な人手不足に直面する小売、外食、流通産業にて、従来のアルバイト・パートの採用計画や採用手法、店舗マネジメント手法等の抜本的な見直し、新たな施策の検討・実行を目指して2015年10月に発足しました。今回は、新人アルバイトの育成や店長のサポートなど職場を支えるベテランスタッフに対する効果的なマネジメントについて調査しました。

 

■ベテランスタッフの貢献意欲を育てるのは、「報酬」「ステップアップ」「職場でのコミュニケーション」

◆調査名:パート・アルバイト一般従業員調査
◆調査対象者:小売・外食・運輸大手6社7ブランドにおける非正規雇用の一般従業員 8,141人

これまでの調査では、ベテランスタッフの中でも、「自分の力で職場を良くしたい」という貢献意欲のあるベテランスタッフと、意欲のないベテランスタッフがいることがわかりました。

この二つの層を比較すると、職場への貢献意欲のあるベテランスタッフは「成長に応じて報酬が上がっている」「上位の職階へのステップアップが保障されている」「お客さんと業務以外の話をする機会がある」など報酬やステップアップ、職場でのコミュニケーションといった点で意欲のないベテランスタッフと大きく差がついています。逆に、仕事の忙しさや希望時間以外の勤務など、職場の忙しさの点ではあまり差が見られませんでした。

ベテランスタッフの職場への貢献意欲を育てるには、職場の忙しさの管理以上に、「報酬」「ステップアップ」「職場でのコミュニケーション」を重視するマネジメントが効果的です。

 

本調査では、この他にも、主婦・学生・フリーターについてそれぞれの属性毎に有効なベテランスタッフのやる気を刺激するマネジメントについても検証いたしました。詳しくは下記をご参照ください。
詳しい調査結果

 

■「アルバイト・パートの成長創造プロジェクト」について
2015年10月に現パーソルグループと東京大学中原淳准教授との共同研究として、従来のアルバイト・パートの採用計画や採用手法、店舗マネジメント手法等の抜本的な見直し、新たな施策の検討・実行を目指して発足しました。パーソルグループで「人と組織のリサーチサービスおよびコンサルティング」を提供している株式会社パーソル総合研究所が主体となり、アルバイト・パート人材を多数雇用している小売・飲食・運輸の大手7社にも参画いただき、採用・定着・育成における課題抽出や、求職者や現場の従業員・管理者などを対象にした大規模な調査・分析に取り組んでいます。

本プロジェクトでは、アルバイト・パート人材を採用・育成して成果を引き出す新たな施策を生み出していくことで、より多くの組織と個人がはたらくことを楽しめる環境づくりを実現してまいります。また、本プロジェクトで得られたデータ・知見は、2016年11月にダイヤモンド社より書籍『アルバイト・パート[採用・育成]入門』として刊行いたしました。

 

◆本リリースの詳細はこちらをご覧下さい。

(テンプホールディングス株式会社 http://www.tempstaff.co.jp/ /1月31日発表・同社プレスリリースより転載)