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掲載日:2016/11/18

平成28年の大学卒初任給は前年より1.3%増の203,400円。男女計の初任給は、全ての学歴で3年連続の増加~『平成28年賃金構造基本統計調査結果(初任給)』(厚生労働省)

厚生労働省では、このほど、平成28年「賃金構造基本統計調査(初任給)」の結果を取りまとめましたので、公表します。「賃金構造基本統計調査」は、全国の主要産業に雇用される労働者の賃金の実態を、雇用形態、就業形態、職種、性、年齢、学歴、勤続年数、経験年数別等に明らかにすることを目的として、毎年7月に実施しています。

そのうち今回公表する内容は、新規学卒者の平成28年初任給(6月分)についての結果で、調査客体として抽出された10人以上の常用労働者を雇用する民間の事業所のうち、有効回答を得た事業所の中で新規学卒者を採用した15,765事業所を対象に、初任給が確定している15,308事業所について集計したものです。

 

【調査結果のポイント】

1.学歴別にみた初任給
・男女計の初任給は、全ての学歴で前年を上回り、大学卒、高専・短大卒、高校卒においては過去最高となった。
大学院修士課程修了 231,400円(前年比 1.3%増)
大学卒 203,400円(同0.7%増)
高専・短大卒 176,900円(同0.7%増)
高校卒 161,300円(同0.2%増)

・大学卒及び高校卒の初任給は、男女とも前年を上回る。
<大学卒> 男性205,900円(前年比 0.7%増) ・ 女性200,000円(同0.6%増)
<高校卒> 男性163,500円(同 0.1%増) ・ 女性157,200円(同 0.6%増)

 

2.学歴別にみた初任給の分布
初任給の分布をみると、大学卒は、男女とも20万円台(200,000~209,900円)が最も多く(男性33.2%、女性24.8%)、高校卒は、男女とも16万円台(160,000~169,900円)が最も多い(男性41.6%、女性30.0%)。

 

概要版 [150KB]
概況版 [347KB]

 

【問い合わせ先】
政策統括官付参事官付賃金福祉統計室
室長 井嶋 俊幸
室長補佐 山口 美春
賃金第一係
(電話代表) 03(5253)1111(内線 7656,7634)
(直通電話) 03(3595)3147
(FAX) 03(3502)2797

 

◆ 詳しくはこちらをご覧下さい。

(厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/ /11月17日発表・報道発表より転載)