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掲載日:2016/11/15

インド技能開発・起業省との間で産業人材育成に関する協力覚書に署名しました(経済産業省)

11月11日(金)、世耕経済産業大臣インド技能開発・起業省との、「ものづくり技能移転推進プログラムに関する協力覚書(MOC)」に署名しました。本MOCの締結により、日本企業のインドでの更なる事業展開及び、インドの製造業の発展に向けた人材育成協力の進展が期待されます。

 

1.概要
経済産業省とインド技能開発・起業省(MSDE)は、中長期的に経済成長が期待されるインドの製造業分野において、インドが掲げる「メイク・イン・インディア」「スキル・インディア」に貢献するため、「ものづくり技能移転推進プログラム」を促進し、両国の官民連携の下、人材育成に関する協力について覚書に署名しました。

 

2.協力覚書の主なポイント
[1]「ものづくり技能移転推進プログラム」を促進し、10年間で3万人の日本水準のものづくり人材を育成することを目指す。
 (1)カイゼンや5S、日本式の規律等を教え、将来的に製造現場の中核を担う人材を育成する日本式ものづくり学校(JIM)を設立する。
 (2)インド国内の既存大学等に、将来的にエンジニアとして活躍が期待される人材を育成する寄附講座(JEC)を設置する。

[2]目標に向けて、日印双方の有用な資源や支援措置を活用する。
[3]高級事務レベルによる「日印ものづくり技能移転推進対話」を創設する。
[4]個別調整を行うため、上級職員による実務者会合をインドにおいて創設する。
[5]プログラムの進捗を定期的に報告・確認する。

 

3.具体的な案件
2017年夏に、日本式ものづくり学校を、第一陣として、マルチ・スズキ・インディア(グジャラート州)、トヨタ・キルロスカ・モーター(カルナカタ州)、ダイキンエアコンディショニングインド(ラジャスタン州)によって、開始予定。

 

担当: 貿易経済協力局技術協力課

公表日: 平成28年11月11日(金)

発表資料:
インド技能開発・起業省との間で産業人材育成に関する協力覚書に署名しました(PDF形式:209KB)

 

◆ 発表資料の詳細はこちらをご覧ください。

(経済産業省 http://www.meti.go.jp/ / 11月11日発表・報道発表より転載)