ニュース 掲載日:2015/03/31

リクルートホールディングス、『中国における日系企業の求人動向レポート』
(2015年2月分)「1・2月の求人数は前年同期比約1割増。中国国内での販売拡大を狙う製造業が好調」

株式会社リクルートホールディングス(本社:東京都千代田区 代表取締役社長 兼 CEO:峰岸真澄)の100%子会社である中国現地法人 RGF HR Agent(中国法人名:上海艾杰飛人力資源有限公司 本社:中国上海 総経理:中下 真)は、日系企業の中国における求人動向を明らかにするため、社内で管理する求人データベースより2月の求人動向をまとめましたのでご報告いたします。

※RGF HR Agent Groupは中国をはじめとした11の国と地域、28の都市に展開し、日系企業や現地企業に対する人材紹介サービスを提供しております。

 

<RGF HR Agent 中国 総経理 中下 真からのコメント>

1・2月の求人数は前年同期比約1割増。中国国内での販売拡大を狙う製造業が好調

1月の求人数は848件で前年同月比37%の大幅増となった。毎年、春節休暇の日程が大きく変動するので、一年の初速の求人動向は、1月2月の合計値で捉えないと実態がつかみにくいが、 ここまでの経過から推定すると2月も前年同月比で上回る水準で推移しており、2015年の初速は好調と言える。

2月の求人数は644件で、前年同月比14%の減少。春節休暇前までは前年同月を上回るペースで求人数が伸びていたが、休暇明けに失速したことが影響した。その一方、1月と2月の合計でみると、求人数は1,492件と前年同期比9%増となる。3月単月の求人数も昨年比で増加する可能性が高いことから、2015年第1四半期における日系企業の人材採用意欲は、高い水準で推移しているといっていいだろう。

業種別にみると、1月と2月の求人数の伸びを牽引したのは製造業(メーカー系の販売会社を含む)だった。円安影響と人件費の上昇により日本向け輸出事業の利益が出にくくなっている中、より中国国内での販売を拡大させようとする日系企業が増加している。それらの製造業企業からの、中国国内向けの販売部隊強化を目的とした求人増加が起因しているものと思われる。

 

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(株式会社リクルートホールディングス http://www.recruit.jp/ /3月27日発表・同社プレスリリースより転載)