ニュース
人事サービス 人材育成・研修
掲載日:2012/04/18

矢野経済研究所「eラーニング市場に関する調査結果 2012」

-語学ライブレッスン人気等により、ネットによる学習サービスは堅調に推移。
タブレットPCやスマートフォンも、eラーニングの新たなツールとして期待される-


【調査要綱】
矢野経済研究所では、次の要綱にて国内eラーニングビジネスについて調査を実施した。

1.調査期間: 2012年1月~3月

2.調査対象: eラーニングシステム開発・構築・販売事業者、eラーニングコンテンツ開発・製作・販売事業者、eラーニングを介した研修や講義を提供・運営する事業者(具体的には、学習塾、語学学校、研修事業者等)、学習ソフトウェア開発・製作・販売事業者 等

3.調査方法: 当社専門研究員による面接取材、及び、電話・FAX・eメールによるヒアリングを併用

<eラーニング市場とは>
本調査における「eラーニング市場」とは、「ネットワークとパソコンを利用した学習形態」のみならず、携帯ゲーム機、携帯電話(スマートフォン含む)、携帯型デジタル音楽プレイヤー、学習用ソフトウェア(ゲームも含む)、衛星通信等を使用した学習形態を含めている(広義のeラーニング市場)。
本調査における「ネットワーク利用eラーニング市場」とは「インターネット・イントラネット等のネットワークとパソコンを利用した学習形態」のみの市場を指す(狭義のeラーニング市場)。
両市場の関係については、図1参照のこと。


【調査結果サマリー】
◆ 2011年度のネットワーク利用eラーニング市場は、不況や震災の影響は小さく、堅調に推移
2011年度の国内eラーニング市場全体の市場規模は、前年度比5.0%減の1,044億円となる見込みである。一方、2011年度の国内ネットワーク利用eラーニング市場の規模は前年度比1.8%増の672億円と堅調に推移する見込みである。

◆ 2012年度は、B to Cのネットワーク利用eラーニング市場の更なる成長が期待される。
  また、スマートフォンやタブレットPCが新たなラーニングツールとして注目される。

2012年度もネットワーク利用eラーニング市場は前年度比1.8%増の684億円と、わずかながら拡大すると予測する。うちB to Bは、eラーニング普及でユーザーが増加している一方、競争の激化で値崩れ傾向が強まっているため562億円と前年度比横ばい見込みだが、B to Cは、参入事業者やサービスのバリエーションの増、語学ライブレッスンの提供事業者及び利用者増等から、前年度比10.9%増の122億円と、更に伸びると予測する。注目トピックとしては、スマートフォンやタブレットPCが近年急速に普及し、新たなeラーニングツールとして期待されていることが挙げられる。


◆資料体裁
資料名 : 「eラーニング/映像教育ビジネスレポート2012」
発刊日 : 2012年3月30日
体 裁   : A4判488頁
定 価   : 126,000円(本体価格120,000円 消費税等6,000円)

(株式会社 矢野経済研究所 http://www.yano.co.jp/ /4月13日発表・同社プレスリリースより転載)