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掲載日:2022/09/01

主婦のアルバイト調査(2022年)

アルバイト・パートを希望する理由は「家事・育児・介護等との両立がしやすいから」が60.4%でトップ。
リスキリング(学びなおし)について「必要性を感じている」人は51.0%と半数を超えたが、 実際に「取り組んでいる」人は15.3%にとどまる。

 

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、20~50代の既婚女性を対象とした、「主婦のアルバイト調査(2022年)」を発表しました。本調査は今回で4回目となります。
 

《TOPICS》

  • アルバイト・パートを希望する理由は「家事・育児・介護等との両立がしやすいから」が60.4%でトップ。育児と仕事の両立には、「子供の預かり先確保」や「配偶者の協力」が必要
  • 配偶者が育児休暇を取得した際の、主婦の就業意向は「現状維持が良い」が52.7%と最多、次いで「現在の雇用形態でもっと働きたい」が20.3%
  • リスキリングについて「必要性を感じている」は51.0%と半数を超えたが、「取り組んでいる」は15.3%にとどまる。必要な理由は、「自分ができる仕事の幅を広げたいため」が若年層ほど多い傾向に
     

【調査概要】

現在アルバイトで働く主婦が今後希望する働き方は、「アルバイト・パート」が78.1%と最も多かった。希望する理由は「家事・育児・介護等との両立がしやすいから」が60.4%と最も多く、属性別でみると、「小学校入学前の子供がいる」が87.9%、「小学生の子供がいる」が80.7%でそれぞれ全体比10pt以上高い結果となった。

子育てと仕事の両立について困っていることでは「世帯収入が少ない(34.6%)」、次いで「一時的な急用の時に子供の預け先がない(28.9%)」、「配偶者(夫)の家事育児の協力が得られない(25.0%)」という結果だった。

配偶者が育児休暇を取得した際の、主婦の就業意向は「現状維持が良い(現在の雇用形態で働く時間も現状のまま)」が52.7%と最も高く、次いで「現在の雇用形態でもっと働きたい」が20.3%となった。さらに、「もっと働きたい」と回答した人を年代別でみると、20代が38.7%、次いで30代が33.4%と、若年層ほど高いことがわかった。また、「もっと働きたい」理由は「世帯収入を増やしたいため」が70.0%と最も高くなった。

一方、「現状維持が良い/現在より働きたくない」理由では、「自身が子供と接する時間を確保するため」が30.4%と最も多く、次いで「配偶者(夫)の仕事への影響が不安なため」が25.5%、「配偶者(夫)の家事育児の協力が不十分なため」が23.4%となった。2022年10月から施行される「産後パパ育休(出生時育児休業)(※1)」や「育児休業の分割取得(※2)」により、配偶者の育児休暇取得が増加することで、今まで以上に家事・育児の分担や収入面の不安の解消などが求められそうだ。

※1 育休とは別に子どもが生まれてから8週間以内で休業できる制度
※2 子どもが1歳になるまでの育児休業を分割して2回取得することが可能となること


リスキリング(自身のスキルを見直すため新しいことを学ぶこと)について「必要性を感じている」人は51.0%と半数を超えたが、実際に「取り組んでいる」のは15.3%にとどまった。リスキリングが必要と思う理由は「自分ができる仕事の幅を広げたいため」が54.7%と最も高く、次いで「収入を増やしたいため」が47.8%となった。「自分ができる仕事の幅を広げたいため」が全年代で最も多かったが、年代別で見ると20代が62.7%と最多で、次いで30代が59.9%と、若年層ほど自分の可能性や視野を広げるためにリスキリングが必要と考えていることがうかがえる。
 

『主婦のアルバイト調査(2022年)』
【調査地域】 全国
【調査期間】 2022年4月25日(月)~2022年5月2日(月)
【調査対象】 20代~50代の既婚女性
【調査方法】 インターネット調査
【調査機関】 株式会社マイナビ(アンケートモニター提供元:外部調査会社)
【有効回答数】就業者1,756サンプル、非就業者1,558サンプル

※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。

 

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社マイナビ 8月24日発表・同社プレスリリースより転載)