総務省は、労働力調査（詳細集計）2021年（令和3年）4～6月期平均の結果を公表しました。

＜結果の概要＞

【正規，非正規の職員・従業員】

• 役員を除く雇用者5615万人のうち，正規の職員・従業員は3557万人と，前年同期に比べ14万人の増加。７期連続の増加。非正規の職員・従業員は2058万人と，22万人の増加。６期ぶりの増加。
• 非正規の職員・従業員について，現職の雇用形態についた主な理由を男女別にみると，男女共に「自分の都合のよい時間に働きたいから」が最も多く，男性は181万人と，前年同期に比べ４万人の増加。女性は469万人と，64万人の増加。「正規の職員・従業員の仕事がないから」とした男性は104万人と，３万人の減少。「家計の補助・学費等を得たいから」とした女性は304万人と，18万人の減少。

【失業者（失業期間別）】

• 失業者は233万人と，前年同期に比べ19万人の増加。失業期間別にみると，失業期間が「３か月未満」の者は95万人と，２万人の増加。「１年以上」の者は74万人と，19万人の増加。

【非労働力人口（就業希望の有無別）】

• 非労働力人口は4133万人と，前年同期に比べ71万人の減少。このうち就業希望者は261万人と，43万人の減少。
• 就業希望者について，求職活動をしていない理由別にみると，「適当な仕事がありそうにない」とした者は91万人と，前年同期に比べ18万人の減少。

【未活用労働】

• 就業者6662万人のうち，追加就労希望就業者は233万人と，前年同期に比べ34万人の減少。
• 非労働力人口4133万人のうち，潜在労働力人口は42万人と，前年同期に比べ10万人の減少。
• 未活用労働指標の中で，最も包括的に未活用労働を捉えた未活用労働指標４（LU４）は7.3％と，前年同期に比べ0.4ポイントの低下。

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（総務省／8月10日発表・報道発表より転載）