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掲載日:2016/11/24

“出産後も働き続ける”独身女性の結婚後の就業継続意欲、10年前に比べ「結婚した後も続ける」の割合は高くなり44.6%。「出産を機にやめる」は10年前の24.5%から6.9%に~『21世紀成年者縦断調査』(厚生労働省)

厚生労働省では、このほど、同じ集団を対象に毎年実施している「21世紀成年者縦断調査(平成24年成年者)」の第4回(平成27年)及び「21世紀成年者縦断調査(平成14年成年者)」の第 14回(平成27年)の結果を取りまとめましたので公表します。

 

21世紀成年者縦断調査は、仕事の有無、就業形態、結婚意欲、家庭観などを継続的に調査し、少子化対策など厚生労働行政施策のための基礎資料を得ることを目的として、それぞれ、平成 24年、平成 14年から毎年実施しており、今回は両調査ともに、平成 27年11月4日に調査を実施しました。

 

【調査結果のポイント】

●この13年間の結婚の状況(平成14年成年者)
第1回調査(20~34歳)時に「結婚意欲あり」の独身者の方が、「結婚意欲なし」より、この13年間で結婚した割合が高い。

第1回調査時に独身だった者がこの13年間で結婚した割合
「結婚意欲あり」/「結婚意欲なし」
「男」 57.5%/21.2%   「女」 66.4%/29.0%

 

●独身女性の結婚後の就業継続意欲等(平成14年成年者・平成24年成年者)
・独身女性の結婚後の就業継続意欲をみると、 10年前に比べ、「結婚した後も続ける」の割合は高くなり、「結婚を機にやめる」の割合は低くなっている。

「結婚した後も続ける」/「結婚を機にやめる」
14年成年者(第4回)  41.8% / 21.9%
24年成年者(第4回)  44.6% / 17.1%

・「結婚した後も続ける」と回答した独身女性の出産後の就業継続意欲をみると、 10年前に比べ、「出産した後も続ける」の割合は高くなり、「出産を機にやめる」の割合は低くなっている。

「出産した後も続ける」/「出産を機にやめる」
14年成年者(第4回)  51.3% / 24.5%
24年成年者(第4回)  65.1% / 6.9%

 

結果の概要[124KB]

概況[451KB]

報道発表資料[139KB]

 

<問い合わせ先>
政策統括官付参事官付世帯統計室縦断調査
管理官 後藤 敬一郎
室長補佐 成井 裕子
(担当)成年者縦断統計企画係
(代表電話) 03-5253-1111(内線7592)
(直通電話) 03-3595-2322

 

◆ 詳しくはこちらをご覧ください。

(厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp// 11月22日発表・報道発表より転載)