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掲載日:2016/10/31

「女性・イクメン活躍検討チーム」の活動方針が決まりました~愛称は厚生労働省ジョカツ部!大臣直轄の若手職員からなる政策検討チーム。就活生や子育て中の方などの生の声をヒアリング(厚生労働省)

10 月19日(水)に発足した厚生労働省内の若手職員(20代半ば~30代前半)からなる政策検討チーム「女性・イクメン活躍検討チーム(愛称:厚生労働省ジョカツ部)」の活動方針が決まりました。

ジョカツ部は、どの部局にも属さない厚生労働大臣直轄の特命チームとして、メンバーの創意工夫によって運営していきます。 

活動方針としては、就職活動中の大学生や子育て中の方などの生の声をヒアリングして検討に生かすなど、これまでの一般的な政策検討プロセスである統計データの活用や、有識者・関係団体からの意見聴取などとは、大きく異なるプロセスをとることが特徴です。

 

【女性・イクメン活躍検討チームの活動方針と特徴】

1.就活中の学生や子育て中の方などの生の声を聞く、新たな検討プロセス 
これまでの省庁の政策検討プロセスは、統計データやグラフ等を用いるとともに、有識者や関係団体から意見を聞いて検討するのが一般的でした。この検討チームでは、こうした従来のプロセスに加え、 若手のみで構成というフットワークの軽さを活用して、就職活動中の大学生や子育て中の女性や男性、女性社員や企業の人事担 当者、女性活躍のために活動をしている団体等を訪問して生の声を聞き、意見交換を行いながら、 なにが課題なのか、どうあるべきなのかをメンバーそれぞれが考え提言を作成 します。

 

2.検討プロセスの見える化(SNSの活用)
この検討チームでは、全ての検討プロセスを見える化し、広く情報発信するとともに、国民の皆さまと一緒に考えていきたいと考えています。活動状況は、厚生労働省のSNS(Facebook)に掲載し、そこでいただいた国民の皆さまからのコメントも参考にしながら検討していきます。

 

3.ジョカツプロジェクトを企業や団体にも広げるための活動検討
このチームでは、訪問する企業や自治体等に、各企業の課題・改善策を検討いただく仕組みとして、ジョカツ部のような幹部直轄あるいは人事部直轄の「若手社員・職員による女性・イクメン活躍推進検討チーム」の設置をお願いしていく予定です。 

今後、 それぞれの企業等において自社の抱える課題と必要な取組みの洗い出しを進める ことを通じて、女性・イクメン活躍推進のための輪を広げ、日本中で女性・イクメン活躍推進に向けた社会的機運を醸成していきます。 

 

4.ヒアリングや意見交換の対象者(予定)
現時点でのヒアリングや意見交換の対象者は以下の通りです。これらは検討チームのメンバーが考えたもので、今後、追加や変更になることがあります。 

(1)就職活動中の大学生
就職活動を経験した大学生や就職活動中の大学生を対象に、女性の活躍状況の注目度や、女性が活躍する上での課題などについてヒアリングや意見交換を行います。 
(例えば、女性活躍推進法に基づくデータベースの活用策・仕様の見直し等を想定) 

(2)子育てを行いながら求職活動を行う方
マザーズハローワークにおいて、子育て中の方から、求職活動を行う上で感じている悩みについてヒアリングします。 

(3)企業の人事担当者・女性社員(企業訪問)
企業の人事担当者や女性社員・男性社員の方を対象に、雇用管理の方法や働く中で感じている自社の制度の課題などについて、ヒアリングや意見交換を行います。 

(4)女性の活躍やイクメンの推進に取り組んでいる方
女性活躍推進に取り組んでいる方や、イクメン推進に取り組んでいる方、子育て中のママ友の輪を広げる活動をしている方や、女性技術者の活躍推進に取り組んでいる方、雇用の場における不妊治療の理解の促進に取り組んでいる方や貧困支援に取り組んでいる方など、さまざまな方を訪問し、意見交換を行います。

(5)自治体視察
先進的な取り組みを進めている自治体に視察に行きます。

 

報道発表資料(PDF:225KB)

 

【照会先】
女性・イクメン活躍検討チーム
主幹事 石田 勝士 (7848)
(代表番号) 03(5253)1111
(直通電話) 03(3595)3271

 

◆ 詳しくはこちらをご覧ください。

(厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/ /10月28日発表・報道発表より転載)