ニュース 掲載日:2015/11/30

リクルート、『中国における日系企業の求人動向レポート2015年10月分』
求人数は4カ月連続で前年同月比マイナス。3年半ぶりに600件を割り込む

株式会社リクルートホールディングス(本社:東京都千代田区 代表取締役社長 兼 CEO:峰岸真澄)の100%子会社であり、中華人民共和国(以下、中国)で人材紹介事業を展開する現地法人 RGF HR Agent 中国(中国語法人名:上海艾杰飛人力資源有限公司 本社:中国上海 総経理:中下 真)は、このたび、同社が取り扱う中国大陸の求人情報に基づき、日系企業を中心とする10月の求人動向をまとめました。

※RGF HR Agent Groupは中国をはじめとした11の国と地域、28の都市に展開し、日系企業・現地企業・多国籍企業に対する人材紹介事業を展開しています。

 

<中国大陸における日系企業の求人動向>
RGF HR Agent 中国 総経理 中下 真のコメント
求人数は4カ月連続で前年同月比マイナス。3年半ぶりに600件を割り込む

当社が取り扱う10月の求人数は548件で、前年同月比-27%の大幅減となった。前年同月比減は4カ月連続で、単月の求人数が600件を割り込む のは、2012年4月以来3年半ぶり。中国経済減速が続くなか、日系企業の人員採用意欲の冷え込み、従業員の離職率低下が影響していると考えられる。

業界別では、ほぼ全てで前年同月比減。減少人数が多かったのは、製造、IT/通信、サービス。製造業では、堅調な自動車関連製造業を除き減少。IT/通信業界の減少は、日系企業のIT投資抑制が影響している可能性もある。

地域別にみると、自動車関連企業の製造拠点が多い広州、深セン、天津では前年同月比で求人数が増加。一方、大きく減少したのは、上海と北京の営業、 財務、人事などのオフィスワーカー職。前年同月比減少分206件のうち、上海と北京におけるオフィスワーカー求人の減少分が約半数を占めており、日系企業 がこれらの職種で採用を絞り込んでいることがわかる。

足もとの11月の求人案件数も低調。今後の動向を注視したい。

※本件の詳細はこちらよりご覧ください
中国における日系企業の求人動向レポート 2015年10月分(777 KB)

 

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(株式会社リクルートホールディングス http://www.recruit.jp/ /11月30日発表・同社プレスリリースより転載)