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日本人材マネジメント協会

「日本におけるHRMプロフェッショナリズムの確立」を使命に、我が国の人材マネジメントを担う方々のための会員(年会費制)組織として2000年に設立。

これからの人事を考える
人材マネジメントのプロフェッショナルコミュニティー

日本人材マネジメント協会(JSHRM)
事務局長 星 明さん
「制度を作り運用する」といった従来型の人事のイメージが急速に変化しつつある。経営戦略実現のために人材を活用する「人材マネジメント」の観点から、仕事の中身や必要なスキル・知識などが問い直されているのだ。その流れを受け、人事のプロフェッショナルのコミュニティーとして2000年に設立されたのが「日本人材マネジメント協会」。事務局長の星 明さんに団体の考え方や活動内容について聞いた。

日本における「人材マネジメント」の確立を目指して

― まずは日本人材マネジメント協会の概要についてお聞かせください。

星 明さん photo「人材マネジメント」という考え方は、日本でも着実に浸透してきていますが、先行しているのは海外、特に米国です。米国の人材マネジメントに携わる人々のコミュニティー「Society for Human Resource Management(SHRM)」にはすでに長い歴史があり、会員数は20万人以上に達しています。人材マネジメントの理論や知識の体系化を主導しているほか、人事担当職としての人材マネジメント資格の認定制度も運用し、社会的に認められた存在となっています。

同様の団体の設立は世界に広がっています。その流れを受けて、2000年に誕生したのが「日本人材マネジメント協会(JSHRM)」です。世界連盟(WFPMA)の日本代表組織となっています。

JSHRMは、日本で人材マネジメントに携わる方々のための会員組織であり、会費で運営される非営利団体。会員の能力向上、会員同士のネットワークを生かした情報交換・相互交流、さらには各国の団体との連携によるグローバルな視点からの各種調査研究・提言・出版といった諸活動に取り組んでいます。

2013年現在、約300名の個人会員、および約20社の法人会員(約100名)が在籍し、採用・配置・評価・処遇・人材開発・福利厚生・労働法などのさまざまな切り口から人材マネジメントの知見を高め合う活動を行っています。当初の活動範囲は首都圏が中心でしたが、設立10周年を迎えた頃から、首都圏外の方からも会員登録いただいています。会員は企業内で人材マネジメントに携わる、いわゆる人事のプロフェッショナルだけではありません。人事コンサルタントや人事向けの各種サービスを提供する企業に在籍されている方々、さらには大学などの研究機関で人材マネジメントを専門分野にしている研究者など多岐にわたります。さまざまな立場の方々が業界の垣根を超えて交流できるのもJSHRMの魅力の一つではないでしょうか。

講座や勉強会、イベントなどの幅広い活動を展開

― 日本人材マネジメント協会の活動内容を詳しくお教えください。

外部に広く知られている活動としては、2002年以降、毎年開講している「人材マネジメント基礎講座」があります。これは人材マネジメントのプロフェッショナリズムを確立していくことを目的としたJSHRMのオリジナル講座で、会員以外の方も受講できます。

「基礎講座」では、経験豊富な企業人事の先達の方々が、主に若手を対象に人事機能の基本を伝授。修了者にはJSHRMより「HR初級資格」が授与されます。有力企業の事例研究など、実務にすぐにフィードバックできる内容を重視している点、懇親会などを通じて幅広いネットワークづくりができる点が人気を集めています。

より高度な内容の「アドバンスト講座」は、現在は中央大学(ビジネススクール)大学院戦略経営研究科の授業科目の一つとして提携講座を履修し、前後してJSHRMセッション修了後の認定試験合格者には「HRプロフェッショナル認定」の資格が授与されます。

星 明さん photoまた、「HR Cafe」「リサーチプロジェクト」「自主研究会」といった各種勉強会も活発に行われています。隔月刊の会報である『JSHRM Insights(ジェイ・シャームインサイト)』は、会員有志が編集委員。自分たちの問題意識にもとづいて人材マネジメントに関わるさまざまなテーマから毎号特集を企画。課題・潮流や現況の取材から、現実を紹介する会員専門誌として編纂しています。

こうした日常活動の総決算が毎年1回開催する「JSHRM年次コンファレンス」であり、2010年度からは研究活動リサーチプロジェクトを発足し、その結果を発表する「シンポジウム」も開催しています。著名な識者を招いての基調講演会やパネルディスカッション、分科会などを実施。最新の人材マネジメントの知見に接することができます。

日々の実務の中で得られる経験ももちろん貴重ですが、JSHRMではまた違う次元でプロフェッショナリズムを磨くことが可能。企業内人事の方は業界や規模の異なる企業の事例を知ることができますし、コンサルタントや人事サービス企業の方、研究者の方は現場の生の声を聴く機会を持つことができます。同じ人材マネジメントという分野に関わりながらも、立場や価値観の違う人たちと高度な議論を交わすことができる場は、他にはそうないと思います。

優れた人材マネジメントなくして好業績も成長もありえない

― 今後はどのような展開を考えていますか。

近年は企業活動のグローバル化とともに、人事の面でも世界の潮流をいち早く理解し、対応することが求められるようになっています。そのため、国内外の人材マネジメントに関わる諸団体との連携をいっそう強化したいと考えています。

JSHRMと同様の人事プロフェッショナルのコミュニティーは世界90ヵ国にあり、会員数は約60万人にのぼります。地域ごとに連盟会議を形成し、2年に1回地域持ち回りで「世界大会」が開催されます。2012年はアジア連盟(APFHRM)が開催担当となり、事務局のオーストラリアで実施しました。さらに世界の人材マネジメントの最前線を身近に感じていただくためにも、いずれはアジア連盟の年次総会を日本で実施し、アジアの人事担当者が集う交流会を開催できれば、と考えています。

---人材マネジメントに関わる企業、ビジネスパーソンへのメッセージをお願いします。

バブル崩壊からの「失われた20年」では、人事などの管理部門はリソースを削られる流れが続いてきました。近年でもリーマン・ショックなどの大きな経済変動によって、現場では担当者がますます多忙になっています。その結果、人事の効率化といった側面ばかりが意識され、本当に重要な「経営としての人材マネジメント」という考え方が遠のいてしまっているような気もします。人事に元気がなくなっているということです。

世界の先進的な企業・組織は、共通して「優れた人材マネジメントなくして好業績や成長はありえない」という認識を持っています。日本でも、人事に関わる一人ひとりの意識を探っていくと、人材マネジメントに誇りや情熱を持ち、知識や理論を究めたい、経営戦略や組織と人事のあり方をより深く考えたいと思っている方々が多い。JSHRMは、そうした方々にとって最適な交流の場でありたいと考えています。異なる立場や価値観を知り、自分を客観視するための見識を、幅広いネットワークの中でぜひ磨いていただきたいですね。

(2013年5月9日 東京都・渋谷区 日本人材マネジメント協会にて)

星 明(ほし あきら)●花王石鹸(現花王)入社、一貫して人事・教育部門に携わり定年。
日本人材マネジメント協会の設立準備段階から関与、幹事・副代表・代表幹事を歴任。
2012年より事務局長(現職)。中央大学社会人大学院客員教授。


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