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人事サービス 雇用・採用
掲載日:2010/11/12

レジェンダ・コーポレーション
就職活動調査 2011年4月入社の新卒学生の追跡調査(10月度)

人事総合ソリューション企業(採用・育成・人事労務)のレジェンダ・コーポレーション(東京都新宿区、藤波達雄・代表取締役社長)は、2011年4月入社を希望する学生の就職活動について動向調査を行いました。17,703名を対象に調査を行い、997名から回答を得ました(調査期間10月16日(土)〜10月22日(金))。

2011年4月入社を希望する学生に、過去の就職活動を振返り、肉食系(積極的)か草食系(控えめ)だったかについて尋ねると「肉食系」と「やや肉食系」との回答を合計すると約半数の学生が肉食系の活動を行っていたと認識していることがわかりました。

また、これまでの活動を100点満点で自己採点してもらったところ、肉食系の平均点は80.3点、草食系は48.1点となり30点以上の差が開きました。内定を得て活動を終了した割合は肉食系97.6%、草食系56.3%と40ポイント以上の差が付き、積極的に活動する肉食系の方が内定を得やすく、自身の活動に満足していたことがわかる結果となりました。

<1. 就活振返り44.4%が肉食系と認識。「活動量が多く積極的」が肉食系の傾向。>
就職活動が肉食系か草食系だったかについて尋ねると、「肉食系」と「やや肉食系」の回答を合計すると約半数にあたる44.4%の学生が、自身の活動が肉食系だったと認識していることがわかりました。

「肉食系」と答えた学生にその理由を尋ねると「選考を受けた企業が100社以上になる」「質問は絶対するなどガツガツしていた」等、活動量の多さや積極的な姿勢が目立ちました。一方、草食系と回答した学生は「あまりエントリーしなかった」「自信が持てなかった」と活動全体が控えめだった様子が伺えます。

【 Q. これまでの就職活動を振り返って、あなたの活動は肉食系でしたか、草食系でしたか? 】

【 Q.就職活動を「肉食系」「草食系」と回答した理由を教えてください 】
※ 記述回答数675件より一部抜粋

<2. 就活の自己採点、平均点は肉食系80.3点、草食系48.1点で30点以上の差が開く。>
これまでの活動を振り返って100点満点で自己採点してもらったところ、就職活動の平均点は肉食系80.3点、草食系48.1点となり32.2点の差が開きました。また、2010年10月時点で、内定を得て活動を終了した割合は肉食系97.6%、草食系56.3%と40ポイント以上も開いており、積極的に活動する肉食系の方が内定を得やすく、自身の活動に満足していたことがわかります。

全体では自己採点、内定を得て活動を終了した割合のどちらも昨年と比較して僅かに減少しており、厳しい就職活動を反映する結果となりました。

【 自己採点平均と活動終了率(肉食系と草食系別) 】

【自己採点平均と活動終了率(全体と昨年比)】

【 レジェンダ・コーポレーションの見解 】
近年、積極性やハングリー精神が欠如している等、若者の消極的志向が取り上げられることが多くありますが、本調査からは就職活動中には約半数の人が自身の活動を肉食系だったと振り返り、積極的に活動をしていたことがわかりました。厳しい就職活動だからこそ、甘えることなく自分自身が納得するまで活動に励んでいた様子が伺え、就活の場を通して鍛えられていった様子が伺えます。

一方、草食系の活動をした学生は、学業優先や研究室の紹介で内定が出るなど活動そのものをあまり行わないケースの他、ネットの就活に依存し、情報過多のまま、説明会の出席やOB訪問にアクティブになれず対面的な部分で消極的な傾向にあったと推測します。

厳選採用の中、企業は学生に積極性や行動力を求めており、肉食系の活動をした学生が内定を得やすかったと分析します。

マーケティングアナリスト 中津川 知江

【 アンケート調査概要 】
調査対象 : 2011年4月入社を希望する新卒学生17,703名
          (男性8,283名、女性9,420名)
調査方法 : インターネットによる調査(当社アンケートWeb サイトより回答)
調査期間 : 2010年10月16日(土)〜10月22日(金)
有効回答数: 997名(男性494名、女性503名)

本リリースの詳細はこちらをご覧下さい。

レジェンダ・コーポレーション http://www.leggenda.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・11月12日