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掲載日:2015/05/25

LinkedIn、『日本の社会人 転職に関する意識調査』[2015 年日本版]
転職で最重要視する項目は 『給与』
~下落し続ける実質賃金への不安を反映した結果か~

2015年5月20日、世界最大のビジネス特化型ソーシャル・ネットワークLinkedIn(リンクトイン)は、世界28 ヶ国 LinkedIn 登録会員20,931 名以上(日本 675 名)の有職者(以下、社会人)を対象に、2015 年2 月~3 月にかけて転職に関する意識調査を行いました。日本の調査結果は下記サイトにて公開しています。

2015 年日本タレントトレンドレポート」調査
 

本調査では、転職活動を積極的に行っている人の割合(全体の2 割)や、情報源(SNS、転職サイト、クチコミがそれぞれ35%)、転職を決定付ける要素などの調査結果をまとめています。
特に昨年から大きな変化があったのは、転職を決める要素として「給与」を最重要視する社会人が前年比で2 倍増となり、3 位から1 位に上昇した点です。昨年の調査は、消費税引き上げ前に実施され、重要視する項目の順位が、1 位「やりがい」(35%)、2 位「スキルを生かせる仕事」(30%)、3 位「給与」(28%)だったのに対し、今年は1 位「給与」(57%)、2 位「スキルを生かせる仕事」(53%)、3 位「やりがい」(38%)となり、消費税引き上げによる物価上昇に伴っていない実質賃金低下への不安を反映した結果が浮き彫りとなりました。

 

「転職を決心させる理由として最重要視する項目トップ3」(LinkedIn 調査)
順位/2014 年/2015 年
1/やりがいのある仕事(35%)/ 給与 (57%)※前年比2 倍(昨年3 位)
2/自分のスキルを生かせる仕事(30%)/自分のスキルを生かせる仕事(53%)
3/給与 (28%)/やりがいのある仕事(38%)

 

上記のような意識の変化から、企業の採用担当者は候補者に対するアプローチをトレンドに合わせて調整していく必要があることがわかります。また雇用者は従業員に対し、満足度を向上させるために、調査や面談を通してヒアリングを行い、競争力のある報酬や福利厚生を提供していくことや、さらに活躍してもらう機会を創出していく取り組みがさらに必要となってきます。
LinkedIn では、今後もグローバルに調査を実施し、企業やプロフェッショナルの方に役立つ情報を提供していく予定です。

 

【LinkedIn 会社概要】
世界3 億6400 万人以上が登録するビジネス特化型SNS「LinkedIn(リンクトイン)」は、世界中のプロフェッショナルの生産性を高め、成功するよう、つないでいくことを使命とし、企業の採用、広告、営業を支援しています。世界中の労働人口への経済的な機会創出に向けた世界初の「エコノミックグラフ」形成を目指し、世界各国に拠点を広げ事業を展開しています。

【報道関係お問い合わせ先】
リンクトイン・ジャパン株式会社 広報  press@linkedin.com

 

(リンクトイン・ジャパン株式会社 http://www.linkedin.com/ /5月20日発表・同社プレスリリースより転載)