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掲載日:2014/09/22

アドバンテッジ リスク マネジメント
2015年3月卒業予定者の採用適性を調査
ストレス耐性・コンピテンシー、「女性のほうが大幅に高い」

~採用適性検査受検者の【ストレス耐性】【コンピテンシー】【EQ】 について調査・分析~


株式会社アドバンテッジ リスク マネジメントは、2014年1月~3月、2015年3 月卒業予定の20歳~24歳の人を対象に、採用適性として「ストレス耐性」「コンピテンシー※」「EQ※」を測りました。その結果を分析したところ、男性と比べ女性のほうが「ストレス耐性」と「コンピテンシー」が大幅に高いことが明らかになりました。

※EQ…(Emotional intelligence Quotient) こころの知能指数。場に応じて感情をコントロールできる「対人能力」と言える。
※コンピテンシー…高いレベルの業務成果を生みだす、特徴的な行動特性。成果につながる行動特性。

 

<主な分析結果>  ※詳細は後述の見解をご覧ください
(1)男性に比べ、女性のほうが「ストレス耐性」「コンピテンシー」が大幅に高い
(2)「EQ能力」には男女でほとんど差が見られない
(3) 女性は新卒時は「ストレス耐性」「コンピテンシー」が高いが、入社後にストレスを抱えてしまう傾向にある。


【採用適性検査結果調査 -2015年卒業予定者 20~24歳 男女比較】
当社が提供する採用適性検査「アドバンテッジ インサイト」によって算出されたスコアを基に分析。偏差値を用いており、その 高・中・低の割合を比較したもの。


【参照:従業員向けストレスチェック利用者のデータ分析】
当社が2013年の1年間で93,480人に実施したストレスチェックのデータによると、女性のほうが、ストレスを抱えていることが明らかになっている。女性の方が「他社への相談行動」「気分転換行動」は高いが、「あきらめ・放棄的行動」「感情的行動」をとりやすい傾向にある。(男女別平均値からの差)


 <調査総括・見解>
● 女性の方が「コンピテンシー」が高いため自己の強みや積極的に行動できる特性を自己認知していると考えられ、結果、採用面接時において、自身の特徴を伝えることが長けていると思われる。ゆえに、面接時に評価の高い学生は女性の方が多い可能性がある。

●「EQ 能力」には性差がほとんど見られないため、本来持っている感情を上手く使っていく能力は男女変わらないと考えられる。性差によらず個々の能力を見極めた人材活用が望まれる。

● 新卒採用時は女性の方が「ストレス耐性」が高い結果となっていたが、一方で女性は入社後にストレスを抱えていく傾向にある。ストレスチェックの結果でも、「他者への相談」「気分転換のための行動」は女性の方が高いが、「あきらめ行動」「感情的行動」は女性の方が低い。女性はもともとストレス耐性が高く、上手く気分転換する傾向にあったとしても、育児対応や職場復帰後の時短労働など、入社後に環境が変化する要因も多く、非常に大きなストレスの原因になりやすいと考えられる。入社時の高いポテンシャルを維持できるような対策が必要になってくる。


【アドバンテッジインサイトとは】
当社が提供する採用適性検査。ストレス耐性とEQ能力を測り、環境変化や人に強い人材を見つけることが出来る。下記検査項目により、スコアを算出。分析結果を「結果報告書」としてレポートしている。


【スコアについて】
当社が提供する採用適性検査「アドバンテッジインサイト」によって算出されたスコアを基に分析。高低の振り分けについては、こちらのページをご参照ください。

スコアとは、偏差値を利用しており、基準となる母集団の平均を50として、平均からどれくらい離れているかを表した数。 標本は正規分布し、各スコア範囲の出現率は上記となる。


【調査概要】
<2015年3月卒業予定者>
対象   : 2015年3月卒業見込みの20歳~24歳
調査方法 : 採用試験時、採用適性検査「アドバンテッジインサイト※」を受験(WEB検査、または紙検査)
集計期間 : 2014年1月~3月
対象数  : 利用人数8800名のうち、企業に偏りなく男女250名ずつ、計500名


◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

(株式会社アドバンテッジ リスク マネジメント http://www.armg.jp/ /9月19日発表・同社プレスリリースより転載)